オリックスは交流戦連覇の可能性が消滅…中嶋監督「あと3試合しっかり戦って形を作りたい」

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2022年06月09日 23:12  ベースボールキング

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オリックス 中嶋聡監督[写真=Rinco]
● オリックス 1 − 2 ヤクルト ○
<3回戦・京セラD大阪>

 オリックスはヤクルトに連敗を喫しカード負け越し。交流戦連覇の可能性が消滅し、借金生活に逆戻りとなった。

 史上初の12球団からの勝利&ホールド&セーブの大記録がかかっていた先発の増井浩俊は、初回こそ三者凡退に斬ってとったものの、2回二死から坂口智隆に四球を与えると、内山壮真、奥村展征に連続適時打を浴びて2失点。その後はピンチを切り抜け5回7安打2失点と粘投したが、リードを許したまま降板した。

 増井は降板後、「初回はファームで調整してきたことがしっかりと出せたと思いますが、2回のところは、2アウトからフォアボール、長打と失点の仕方がよくなかったと思います。それでも、(伏見)寅威が盗塁を刺してくれたり、野手に助けてもらっていたことで、なんとか粘り強く投げることが出来たと思います」と自身の投球を振り返った。

 援護したい打線は4回、ヤクルト先発の石川雅規を攻め立て、二死一・二塁から伏見の適時打で1点を返したが、6回以降はヤクルトのリリーフ陣に抑え込まれ一歩及ばず。増井の大記録達成もお預けとなった。

 試合後、中嶋聡監督は、今季初登板で初黒星を喫した増井の投球について「盗塁を殺してからの四球は勿体なかった」と失点直前の場面を指摘したが、「5回2失点、十分だったと思う」と評価。今季初登板で答えを出したベテラン右腕を労った。

 一方で、あと一本が出なかった打線については嘆き節だ。相手先発の石川に通算180勝目を献上する格好となり、「良いピッチングされたし、良いピッチャーですしね。(通算)180勝ですか。それぐらい勝つというピッチングの内容というか、凄いですよね」と42歳の左腕を称えつつ、「まあでもそれを打っていかなきゃいけないわけですし、今回は出来なかったですけどね」と悔しさを滲ませた。

 セ・リーグとの対戦もラスト1カード。交流戦連覇は消滅してしまったが、指揮官は「あと交流戦3試合あるわけなんで、しっかり戦っていきたいですし、しっかり形を作っていきたいと思う」と阪神3連戦に切り替えていた。

取材・文=どら増田


【動画】両軍のベテラン先発投手が奮闘! 6月9日:オリックス−ヤクルトのハイライト

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  • 今日は石川が良かったし、強力リリーフ陣もいて、守備も良かったから仕方ない。明日からの最後のカードを良い形で終われれば。
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