札幌、スパチョーク・サラチャートの加入を正式発表！　タイ3冠のブリーラム・Uから期限付き移籍

北海道コンサドーレ札幌は12日、ブリーラム・ユナイテッドからタイ代表MFスパチョーク・サラチャートが期限付き移籍で加入することを発表した。移籍期間は2022年6月1日から同年12月31日までとなっている。タイ代表の公式Facebookでは5月11日に同選手の札幌移籍が伝えられていたものの、今回はクラブから正式に発表されることとなった。

　スパチョーク・サラチャートは1998年5月22日生まれの現在24歳。ブリーラム・ユナイテッドの下部組織出身で、2015年にプロデビューを飾った。スリン・シティへのレンタル移籍を経験しながら、2021−22シーズンまで同クラブに在籍している。ブリーラム・ユナイテッドではリーグ戦通算146試合に出場し33得点を挙げた。2017年に初招集されたタイ代表では、国際Aマッチ通算で18試合出場5ゴールを記録している。

　ブリーラム・ユナイテッドは2021−22シーズンのタイリーグを優勝で終えると、タイFAカップ、タイリーグカップでもタイトルを獲得。2015シーズン以来となる国内3冠を達成していた。かつて鹿島アントラーズや大宮アルディージャを率いた石井正忠監督が指揮を執っており、ヴィッセル神戸や横浜F・マリノスで活躍したタイ代表DFティーラトンも同クラブに在籍している。

　期限付き移籍加入に伴い、スパチョーク・サラチャートは札幌のクラブ公式HPでコメントを発表している。

「北海道コンサドーレ札幌にレンタル移籍加入できて、クラブにはとても感謝しています。私自身にとって海外でプレーするのが初めてですし、新しいチームメイトを含めて新しい環境での挑戦なので楽しみにしています。緊張感がありますが北海道の街やチームに早く順応して、いい結果残せるように頑張っていきたいと思うので宜しくお願いします」

　また、札幌は同日付でブリーラム・ユナイテッドとの業務提携に合意したことも発表。「両クラブ・両都市が発展するために、それぞれのクラブの培ったノウハウを共有していきます」と伝えている。