バルセロナは15日、ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスの退団を発表した。
現在39歳のD・アウヴェスは2008年から2016年にかけてバルセロナに在籍。公式戦391試合出場23得点を記録し、ラ・リーガやチャンピオンズリーグ(CL)など23個のタイトルを獲得していた。バルセロナ退団後はユヴェントス、パリ・サンジェルマン、サンパウロを渡り歩き、昨年11月に短期契約でのバルセロナ復帰が決定。復帰後は即座に右サイドバックの定位置を確保し、2021−22シーズンはラ・リーガ14試合に出場し1ゴールを挙げた。ヨーロッパリーグ(EL)では登録外となっていたものの、コパ・デル・レイとスーペルコパでもそれぞれ1試合に出場していた。
シーズン終了後には契約満了となることから、D・アウヴェスの動向には大きな注目が集まっていた。D・アウヴェス自身はバルセロナでのプレー続行を希望していたものの、最終的にクラブから契約延長オファーはなかったと報じられた。2022FIFAワールドカップカタールに臨むブラジル代表のメンバーに選出される可能性もあることから、D・アウヴェスは高いレベルの環境を望んでいるという。新天地についてはこれから模索していくこととなりそうだ。
契約満了に伴い、D・アウヴェスは自身の公式Instagramにてお別れのメッセージを投稿している。
「クレのみんなへ。お別れの時間が来てしまった。このクラブ、ブラウグラーナのカラー、そして僕の家。ここに8年間の月日を捧げてきた。しかし、人生には色々なことがある。年月が経過し、それぞれの道を歩むんだ。僕らの物語は別々の場所で進むこととなる」
「クラブは1度僕に別れを告げたけれども、永遠の別れではなかった。なぜなら、僕がたくましく高いレベルでプレーを続けることを想像できなかったからだ。長い年月が過ぎ、僕がみんなに別れを告げるため、ここに戻ってくる機会を得られた。常にリスペクトを示してくれて、感謝しかない。しかし、僕らの仕事を完璧なものとするために裏でクラブに尽くしてくれている全ての人にお礼を言うまで、別れとは言えない。本当にありがとう」
「また、再びこのクラブに戻る機会を与え、この素晴らしいユニフォームを着させてくれた、すべてのスタッフに感謝したい。僕は本当に幸せ者だった。僕が去った後に寂しがらないで欲しいよ。そして、ここに残っているすべての人々には、この美しいクラブの歴史を変えていってほしい、心からそう願っている。僕はここで23ものタイトルを獲得できた。3冠を2度達成し、6つのタイトルに恵まれたシーズンだってあった。素晴らしい物語だった」
「ここでの美しい物語は終わりを迎える。けれども、僕に取っては新しく困難な物語が始まるんだ。みんなには忘れないでほしい。39歳になっても、僕はクレイジーなライオンのままだということをね。永遠に。ビスカ・バルサ!」
【動画】ダニエウ・アウヴェスがバルサに別れ
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