マンチェスター・Cが、リーズに所属するイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスの獲得を狙っているようだ。15日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在26歳のフィリップスはリーズの下部組織出身で、2015年に同クラブのトップチーム昇格を果たした。ボール奪取能力と展開力に定評があるフィリップスは、中盤の主軸としてリーズでここまで公式戦243試合に出場し、14ゴール13アシストを記録。2020年にはイングランド代表デビューを飾り、ここまで23試合に出場している。
以前から、アストン・ヴィラやウェストハムなどプレミアリーグの複数クラブからの関心が報じられていたフィリップス。同紙は、その中でもマンチェスター・Cとマンチェスター・Uがとりわけ強い関心を示しており、マンチェスター・Cが今夏の獲得に自信を示していると伝えている。
ブラジル代表MFフェルナンジーニョの退団が決定しており、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンにも移籍の噂が上がる中、マンチェスター・Cは2022−23シーズンに向け中盤の再構築を図っているとのこと。これらの選手の後釜としてフィリップスを獲得候補に挙げているようだ。同紙によると、マンチェスター・Cは4500万ポンド(約72億円)から5000万ポンド(約80億円)ほどの金額でフィリップスの獲得を狙っているとされている。フィリップスとリーズとの契約は2024年までとなっているものの、マンチェスター・Cは高額オファーを提示した場合、リーズが交渉に応じると見ており、移籍成立に自信を示しているようだ。
ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスを獲得し、前線の強化を進めてきたマンチェスター・C。クラブの会長を務めるカルドゥーン・アル・ムバラク氏は先日、「我々は必要な分野でチームを強化しようとしている。さらに2、3人の補強を行うことになるだろう」と発言し、更なる補強を示唆した。果たして今夏、フィリップスを新戦力として迎えることになるのだろうか。