この騒ぎに気付いた同園のスタッフは訓練通り速やかにゴリラを別の場所に移動させ、連絡を受けた「サンディエゴ郡動物愛護団体(San Diego Humane Society)」のスタッフであるサマンサ・クラークさん(Samantha Clark)が囲いの中に入って犬を保護することに成功した。シェパードのミックスで1歳半とみられているこのオス犬には飼い主などを確認するマイクロチップが埋め込まれておらず、飼い主が見つかるまで同州エスコンディードにある施設で保護されることになった。優しく声をかけながら犬を保護したというサマンサさんは、この犬はゴリラの囲いの中という嗅いだことのない匂いのある場所にいたので「当然ながら緊張し、怖がっていましたよ」と犬の様子を語っている。
現在この犬は飼い主が見つかるまでの間、ゴリラが登場する映画『マイティ・ジョー(原題:Mighty Joe Young)』と同じ“マイティ・ジョー・ヤング”と名付けられた。同団体はTwitterで最新情報を更新しているが、今のところ飼い主は見つかっていない。
画像は『CBS News 2022年6月14日付Facebook「“Look out!”」』『CBS 8 2022年6月13日付「Dog removed after entering gorilla enclosure at San Diego Zoo Safari Park」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 iruy)