アタランタが、アーセナル所属のポルトガル人DFヌーノ・タヴァレスのレンタルでの獲得を検討しているようだ。17日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在22歳のタヴァレスは、母国のスポルティングやベンフィカの下部組織出身。2019年にベンフィカのトップチームでデビューを飾り、同クラブでは41試合に出場し1ゴール7アシストを記録した。2021年7月に800万ポンド(約13億円)とも報じられた移籍金で、イングランドの名門アーセナルに加入。当初は左サイドバックでレギュラーを務めるスコットランド代表DFキーラン・ティアニーの控えと目されていたが、ティアニーが負傷離脱を繰り返した影響でスタメンでの出場も多く、今シーズンは公式戦28試合に出場し1ゴール2アシストを記録した。
そんなタヴァレスに対し、アタランタが関心を示しているようだ。同紙はイタリアの報道を引用し、アタランタが1月にインテルへ買取義務付きレンタルで移籍したドイツ代表DFロビン・ゴセンスの代役確保を望んでおり、この度タヴァレスをリストアップしたと伝えている。なお、同紙はアタランタはレンタルでの獲得を目指す可能性が高いと指摘している。
今シーズン、多くの出場機会を得たタヴァレス。果敢な攻撃参加で存在感を発揮する一方で、守備では不安定なプレーが多く見られた。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、アーセナルが交渉に応じる可能性は低いと伝えているものの、『デイリー・メール』はアーセナルがタヴァレスをレンタル移籍させ、他クラブで経験を積ませる可能性も低くはないと指摘している。
アーセナルのサイドバックの人材は決して豊富ではなく、簡単に交渉に応じる可能性は低いと予想される。果たしてアタランタは獲得に乗り出すのだろうか。