新生チェルシー、バック会長の退任を発表「貢献できたことを誇りに思います」

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2022年06月20日 17:28  サッカーキング

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バック会長(左)とベーリー新オーナー(右) [写真]=Getty Images
チェルシーは20日、2003年から会長職を務めていたブルース・バック氏が6月30日付で退任することを発表した。今後はシニアアドバイザーとしてクラブをサポートする。

 現在76歳のバック会長は、ニューヨーク出身。コルゲート大学、コロンビア法科大学で学び、1983年にロンドンへと移住してからはチェルシーを応援してきた。2003年、ロマン・アブラモヴィッチ前オーナーの買収に際し、クラブの会長に就任した。

 バック会長の在任中、チェルシーは世界的なビッグクラブの仲間入りを果たし、プレミアリーグを5度、FAカップを5度、リーグカップを3度、チャンピオンズリーグを2度、ヨーロッパリーグを2度、FIFAクラブワールドカップを1度制覇した。

 また、クラブは商業収益を大幅に伸ばし、コブハムに世界クラスのトレーニング施設を設立して世界有数のユースアカデミーを発展させた。さらにバック会長は2010年、評議員兼会長としてチェルシーFC財団の設立を支援。青年層への運動競技普及、教育・雇用プログラムの開催、反差別キャンペーンの主導など、幅広いイニシアチブを支援してきた。

 バック会長は退任に際し、「チェルシーがピッチ上で大きな成功を収め、地域社会にポジティブな影響を与えることに貢献できたことを誇りに思います。退任にふさわしいタイミングであり、新しいオーナーに今ある強固な基盤を築いてもらうべき時です。オーナーはチェルシーの将来について説得力のあるビジョンを持っており、私はこの新しい役割で、素晴らしいスタッフ、選手、コーチ、サポーターとともに、その達成を支援することを楽しみにしています」とコメントを寄せている。

 チェルシーFCの新たな共同オーナーとなるトッド・ベーリー氏は、「ブルースは、チェルシーFCを競技面で国際および国内の最高レベルに導くと同時に、スポーツ界で最も活発な社会貢献プロジェクトの一つを発展させてきました。ブルースの功労とクラブへの献身に感謝します」と述べている。

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