アメリカ在住の90歳になる女性が今月15日、玄関前のテラスで寛いでいたところ野生のクマが現れた。クマが突進してきたため女性は咄嗟に近くにあった椅子を手にし、自分とクマの間に距離を作ったという。クマは女性の腕を引っ掻いたがそれ以上の攻撃はせず、連れていた3匹の子グマとともにその場を去った。女性は数針縫うケガをしたものの命に別状はなかったことを『New York Post』などが伝えている。
同地域の近くには「グレート・スモーキー山脈国立公園(Great Smoky Mountains National Park)」があり、45年間この土地に住んでいるというアルシアさんはクマの姿を何度も見かけているが、通常はクマが人間を恐れて逃げ出していくという。また昨年も子グマを3匹連れたクマを見かけたそうで、「あの時と同じクマかもしれません。でもこれまで攻撃してくることはなく、私を見ると逃げ出していました」とアルシアさんは今回のクマの行動が珍しいものだったことを明かした。