梅雨や台風時の「気象病」…デスクでできるケアツボ3つとストレッチ【鍼灸師が教える】

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2022年06月22日 21:01  ウートピ

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毎年、梅雨の時期になると体や頭が重い、めまいがする、肩こりや腰痛が悪化する、気力が出ないなどの不調に悩まされます。鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長によると、「気圧の低下で起きる心身の不調は、通称、『天気痛』や『気象病』と呼ばれています。ツボを刺激することで改善することがあります」ということです。具体的なツボを教えてもらいましょう。

内耳(ないじ)が気圧の変化を感知

丸尾さんは、梅雨のころの心身の不調の症状や原因についてこう説明をします。

「天気や気圧の変化で、耳がツーンとする、耳が痛む、耳鳴り、めまい、立ちくらみ、頭重感、けん怠感、胃重感、歯痛、食欲不振、肩こり、腰痛、気分が落ち込むなどの症状が現れやすくなります。乗り物酔いのような不快な感覚があり、吐き気やおう吐をともなうこともあります。

気圧の変化を感知する耳の奥の『内耳(ないじ)』という部分から脳に情報が伝わると、自律神経のバランスが乱れることからさまざまな不調が現れといわれます。梅雨の時期だけではなく、気圧が急低下する台風、季節の変わり目なども同じように体調が悪化しやすくなります。不調時はもちろん、天気予報をチェックして気圧が低下する前から、次に紹介するツボ押しとストレッチを行ってみてください。デスクワーク中でもできる方法を選びました」

ツボ・翳風(えいふう)を刺激する

耳の後ろにあるツボで、「翳」は陰、「風」は風や音を意味し、耳の裏の陰になる場所を示します。耳鳴りや耳の痛み、めまい、乗り物酔い、頭痛、歯痛、首や肩のこりの改善が期待できます。

<ツボ「翳風」の位置>

 
耳たぶのうしろのくぼみ。押さえると耳の奥にズーンとした響きを感じることがあります。左右にあります。

<刺激法>
両方の手のひとさし指かなか指のどちらか押しやすいほうの指で、左右のツボを同時にそっと、ひと押し5〜10秒を3〜5 回くり返します。強く押さないようにしましょう。また、指の腹で押し回すのも有用です。

ツボ・内関(ないかん)を刺激する

「内関」の「関」は、生命活動に必要なエネルギーの「気(き)・血(けつ)」が出入りする場所を意味し、このツボの名称は、腕の内側にあるその場所を示します。

自律神経のバランスの乱れを整えたいとき、不安感やイライラを緩和したいときの特効ツボとして知られています。また、動悸(どうき)、胸痛、ストレスによる胃痛や吐き気、腕や手の痛み、しびれなどを緩和します。

乗り物酔いの対策にもよく用いられるツボで、内関を刺激する「酔い止めバンド」も市販されています。


<ツボ「内関」の位置>

 
手のひら側にあります。手首の横じわの真ん中からひじに向かって、くすり指・ひとさし指・なか指を揃えた幅の分だけ移動したところ。左右にあります。

<刺激法>
反対の手のおや指でひと押し5〜10秒を3〜5回くり返します。強く押さないようにしましょう。また、おや指の腹で押し回すのも有用です。

ツボ・湧泉(ゆうせん)を刺激する

「湧泉」は足の裏にあり、「気(き)・血(けつ)」が泉のように湧き出るツボを意味します。気力や全身の体力アップに働く特効ツボとして知られています。また、
頭や体が重くだるい、めまい、のぼせ、むくみ、不眠、イライラや憂うつ感などの緩和に働きかけます。

<ツボ「湧泉」の位置>

足の裏にあり、足のすべての指に力を入れて「グー」をするように曲げたときにできるくぼみ。左右にあります。

<刺激法>
椅子に座り、反対の膝(ひざ)に足をかけると押しやすいでしょう。両方の手のおや指をツボに、残りの指で足の甲を支えるようにして持ちます。おや指でぐっとひと押し5〜10秒ほどを3〜5回くり返しましょう。ゴルフボール、テニスボール、ラップの芯などを踏んで刺激するのも有用です。

耳、肩、首のストレッチを

さらに丸尾さんは、「天気痛の場合、ツボ押しと合わせてストレッチを行うと有用です」と話し、次のストレッチを紹介します。

「手軽にできる内耳の血流を促す耳のストレッチを覚えておきましょう。ひとさし指とおや指で、両方の耳たぶをそっとつまみます。軽く引っぱりながら、ゆっくりと後ろに回します。また耳の外側の中心あたりを指で持ち、上、横、下に軽く引っぱる、後ろに回す、さらに、耳を上下に軽く折り曲げるなどしましょう。いずれも力を入れないことがポイントで、各5回ずつを目安にしてください。

  
次に、両方の肩を耳に向かって持ち上げるようにすくめて5秒ほどキープしてから、ストンと力を抜いて落とすことを5回、両方の肩をゆっくりと後ろへ回すことを5回ほどしてください。

さらに、頭を左右にそっと傾けて首筋を伸ばしましょう。どの場合も、自分で心地よいと思う感覚で行いましょう。

一連のツボとストレッチを行っても3分ほどでできます。朝、昼、夕方、夜など、1日に数回は行ってみてください」

聞き手によるまとめ

耳の後ろ、腕、足の裏のツボ押し、耳、肩、首のストレッチを順に実践してみたところ、体が軽くなり、頭がすっきりとしたように感じます。どれもデスクワーク中でもすぐに、いつでもできる方法です。低気圧が近づいてくる気配があれば、不調が現れる前に行いたいものです。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル 画像:ユンブル 転載禁止)

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