トッテナムは前線の補強ターゲットを変更するようだ。23日、イギリス紙『イブニングスタンダード』が報じている。
同紙によると、トッテナムは今夏の移籍市場で前線の補強を敢行する模様。同クラブは、マンチェスター・シティのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス獲得を検討していたものの、ジェズスはアーセナル移籍の可能性が日に日に上昇。ここから逆転で獲得することは難しいと判断し、新たに2人のアタッカーにターゲットを変更すると伝えられている。
その2人のアタッカーとは、ともにブラジル代表FWのハフィーニャとリチャーリソン。両者とも、5000万ポンド(約80億円)の移籍金を用意し、獲得を目指すようだ。ただし、2人を同時に獲得することはなく、どちらか一方との契約が予想されていると『イブニングスタンダード』は報じている。
また、トッテナムはオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインのアヤックス移籍が濃厚となっており、移籍金2050万ポンド(約33億円)で移籍交渉が進行中であることも併せて伝えられている。
なお、イギリスメディア『アスレティック』に所属し、アーセナルの情報に精通するデイビッド・オーンスティン記者によると、アーセナルもハフィーニャ獲得のためにリーズへオファーを提示したと報道。しかしながら、リーズの要求額を大きく下回ったために拒絶され、しかもハフィーニャ自身は第1希望の移籍先としてバルセロナ、第2希望をチェルシーとし、アーセナルは第3希望の移籍先と考えていることを併せて伝えた。
加えて、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現段階でトッテナムはハフィーニャ獲得のオファーを提示するか検討中との状況だと伝え、正式にオファーを出したのはアーセナルとバルセロナであると報じているようだ。
ノースロンドン勢を巻き込んだ、ブラジル代表FW3選手の行方。移籍市場がクローズした時、誰が何色のユニフォームを身に纏っているのだろうか。