写真![]() 夏場に食べたくなるズッキーニ、オクラ、レタス、大葉の正しい保存方法と目安の保存期間、さらにカットした場合の保存方法と上手な冷凍保存の仕方について解説します。 |
ここでは夏場に食べたくなる4種の野菜の正しい保存方法と目安の保存期間、さらにカットした場合の保存方法と上手な冷凍保存の仕方についても解説します。
なお、野菜室と冷蔵室の使い分けは、以下の温度帯をベースにしています。
野菜室:5〜7℃
冷蔵室:3〜5℃
ズッキーニ
保存場所:野菜室保存期間の目安:1週間

キッチンペーパーで1本ずつ包み、袋に入れて口を閉じたら野菜室へ立てて保存を。約1週間保存できます。
カット済みで保存する場合は?

縦方向に切ると劣化が早まるため、カットした状態で保存する場合は横方向に切るのがおすすめ。ぴっちりラップをして冷蔵室で保存します。カット済みの場合は劣化が早いので、より温度が低い冷蔵室を推奨します(保存期間の目安:3日)。
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冷凍保存はできる?

洗って水気をふき取った後、ヘタを切り落として薄切りに。密閉袋に入れて平らにしたら空気を抜いて口を閉じ、金属製トレイにのせて冷凍庫へ。凍ったまま加熱調理して使えます(保存期間の目安:1か月)。
オクラ
保存場所:野菜室(10℃前後が適温)保存期間の目安:1週間

オクラの保存に最適なのは10℃前後。気温の高い夏場は野菜室で保存を。ネットのまま保存はNG。キッチンぺーパーで数本一緒に包んだら、ポリ袋に入れて野菜室へ。約1週間保存できます。
カット済みで保存する場合は?
オクラはそれほど大きくないので、どうせ使うなら1本使い切るようにしましょう。カットしたものを保存すると、断面から種が出てきてしまい、劣化も進んでしまいます。冷凍保存はできる?

ヘタの先端を切り落とし、ガクと呼ばれる硬い部分を削り取ったら、塩を使って板ずりしてうぶ毛を取り除きます。洗って水気を拭き3〜4本ずつラップで包み、密閉袋に入れ金属製トレイにのせて冷凍庫へ。凍ったままゆでて食べられます(保存期間の目安:1か月)。
レタス
保存場所:冷蔵室(0〜5℃が適温)保存期間の目安:3日

0〜5℃保存が鉄則。レタスは涼しいところの方が長持ちするので、野菜室ではなく冷蔵室で保存しましょう。全体をキッチンペーパーで包み、ビニールに入れ、口を縛ります。芯を下にして冷蔵室へ。保存期間は3日ほどです。
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カット済みで保存する場合は?
カットレタスは断面から変色しやすいので早めに食べるのが鉄則です。キッチンペーパーを敷いた容器にちぎったレタスを入れて冷蔵室で保存を。次の日までには食べきること。冷凍保存はできる?

ちぎったレタスを水洗いし、水気を切ったら密閉袋に入れて金属製トレイにのせて冷凍庫へ。自然解凍すると変色するので、凍ったまま炒め物や汁物にして使います(保存期間の目安:2週間)。
大葉
保存場所:野菜室保存期間の目安:2週間

コップに水を1〜2cm入れて大葉の茎だけを浸し、ラップをして野菜室へ。保存期間は約2週間が目安です。
カット済みで保存する場合は?
刻んで余ったものは、タッパーに入れて冷凍室で保存しましょう。カットすると、断面から劣化が進み、萎びたり黒ずんだりしてしまうので、使いかけの冷蔵保存はおすすめしません。冷凍保存はできる?

千切りにしたものを密閉容器に入れて冷凍庫へ。容器にぎゅうぎゅうにつめず、ふんわりと詰めるのがポイントです(保存期間の目安:3週間)。
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(文:江戸野 陽子(毎日の野菜・フルーツレシピガイド))