ディーン・フジオカ、『パンドラの果実』最終話に「一人でも多くの人に見て頂けたら本望」

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2022年06月25日 07:11  リアルサウンド

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『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』(c)日本テレビ

 日本テレビ系土曜ドラマ『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』の第10話をクランクアップしたディーン・フジオカからコメントが届いた。


 本作は、日本テレビ×Huluの共同製作ドラマとして、日本テレビ系土曜ドラマ枠でSeason1を全10話で放送、完結後にHuluオリジナルのSeason2の全6話がHuluで独占配信される、大型連続ドラマプロジェクト。


【写真】『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』でのディーン・フジオカ


 最愛の妻を亡くし、科学犯罪対策室を創設した警察官僚・小比類巻祐一をディーンが演じるほか、小比類巻からの招聘を受け、「科学犯罪対策室」のアドバイザーとなり行動を共にする天才科学者・最上友紀子役で岸井ゆきの、小比類巻に捜査の手腕を見込まれて「科学犯罪対策室」に迎えられる、元・警視庁捜査一課刑事の長谷部勉役でユースケ・サンタマリアが出演する。


 娘の星来(鈴木凜子)と最上を救うため、榊原(加藤雅也)の研究所を目指す小比類巻(ディーン・フジオカ)。彼は、西城(平山祐介)が取引する現場を突き止めた。西城は、部下にボディハッカージャパンの研究所から研究資料とナノマシンを盗み出させ、榊原のもとへ運ぼうとしていた。小比類巻は、隙を突いて西城たちが榊原の研究所に向かう船に忍び込み、離島の研究所にたどり着く。榊原が企てる“最後の審判”という巨大な陰謀の全貌が明らかに。


 第10話のクランクアップを終えたディーンは「『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』は、7話までほぼ1話完結でしたが、全体を通して張ってきた伏線が8話でうねりとなり動き始め、9話10話と大きく展開していく構造になっています。そこが1話1話見る楽しみとは違った、羽住組・精鋭部隊の得意技が集約されている最終章になってくるのを撮っていても実感しました。アクションしかり、ハードボイルドな場面の展開がすごく、撮っていてわくわくする撮影現場でした。視聴者の皆さんに見てもらえるのがすごく楽しみです。今回脚本が全て通しであったというのが、とても志の高いプロジェクトだなと。当初にも思いましたが、10話撮りきって改めて思いました。脚本が最初から連なる形だったから出来た仕掛けがたくさんあるんです。時間と労力をかけて、皆、想いを込めていいものを作りたいと思っている中で、脚本が大切なことはわかっていましたが、改めて脚本があったから辻褄が合う設定というものが構築できたと思うし、羽住監督の超人的な演出力、統率力というものがさらに力を発揮できるような構造で、プロジェクトが成り立っていたというのを、自分はとてもうれしかったですね。脚本が完成していたから10話まで一貫して色んなところに置いておいたイースターエッグを回収していく、伏線を回収していく展開を緻密にできていたんだなと思います。原作の魅力ももちろんあった上での脚本での展開があったと思うし。10話で完結しSeason2として新たな物語がこの延長戦上にHuluで始まります。Season2は、今絶賛撮影しているわけですけど、そこも脚本がちゃんとあるっていうことが本当に素晴らしいことで、実際読んでて面白い脚本と言うものが映像作品になるわくわく感は見て下さる方にも伝わると思います。それが10話までは日テレ系で、Season2からはHuluで、たくさんの人に見て頂けるというのは制作チームの一員として嬉しいです。一人でも多くの人に見て頂けたら本望だと思います」と語った。


 また、榊原や西城との対決など特にハードなシーンが多かった後半について「(10話の)榊原康生との対決は、万能の力が人類に与えられた時に何を良しとして何を良しとしないか榊原という人物を介しての神と悪魔の対話のような心を揺さぶられる対決になっていると思いますね。(9話の)西城との対決は肉体のぶつかり合い、小難しいことは置いておいて……とにかく体と体のぶつかり合い、強いものが生き残るという、振れ幅の広さがすごいですよね。どちらもある意味文学的な趣を感じさせるくらい、結晶化されていて研ぎ澄まされていると思います。振れ幅が大きいけれど同時にそこに両立しているという。とにかく連ドラを撮るスケジュール感でこれをやり切っているのは奇跡。しかも監督一人、わけわかんないです(笑)」とコメントした。


(リアルサウンド編集部)


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