輪廻転生?ドッペルゲンガー? 日本一に輝いた“弥生人そっくりさん”の軌跡「誰からも親しみやすいと言われてきました」

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2022年06月25日 08:40  ORICON NEWS

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写真弥生人復元顔(左)とそっくりさんグランプリの吉田昌弘さん
弥生人復元顔(左)とそっくりさんグランプリの吉田昌弘さん
 鳥取県の青谷上寺地遺跡から発掘された人骨をもとに復元した『弥生人』。昨年、全国初の試みとして、遺伝子情報も反映した復顔像を公表すると、「親しみのある顔」「誰かに似ている」と話題に。それを受け、県は自薦による弥生人そっくりさんの募集を開始。全国から215名の応募があり、AIによるそっくり度測定や“弥生人らしさ”や“弥生人への愛情深さ”などのPR審査を経て、この度、大阪在住の会社員・吉田昌弘さんがグランプリに決定した。吉田さんに“初代国民”に選ばれるまでの軌跡と今後の展望を聞いた。

【写真】全員そっくり…?“初代国民”ファイナリスト10名「親戚より似ている顔の集まりでした」

■「弥生人はきっと太ってなかった…」6キロ減量、営業職なのに髪もヒゲも伸ばし挑んだ決定戦

――『青谷弥生人そっくりさんグランプリ』に応募されたきっかけを教えてください。

弥生人の顔が復元されたとニュースになった際、それを見た友人から『おっ、吉田出てるやん』と連絡が来て、盛り上がっていました。その後、“その顔のそっくりさんを募集する”という企画がネットニュースになり、『お前絶対いけるって!』と後押しされ、私自身も結構似ていると思っていたので、面白そうだなと思い応募しました。

――10人の入賞者に選ばれた時のお気持ちはいかがでしたか。

応募してから少し時間が経っていたこともあり、連絡を頂いたときは驚きました。でも結構似ている自信もあったので、いい線はいくんじゃないかとも思っていました。ただ同時に、他の選ばれた方々の顔を見た時は驚きました。みんな似ている!と思って(笑)。これは本気で挑まないと負けるぞと思いました。

――その後、今年5月のNo.1決定戦までに、どのような準備をされましたか。

応募した際はカツラを被っての応募だったため、地毛でいけるよう髪を伸ばし、ヒゲも蓄えました。また、弥生人はきっと太ってなかっただろうと思い、体も6kg絞りました。勾玉のような小道具も自作し、衣装も用意されているとは知らず、自前で用意しました(当日は用意してもらった衣装に甘んじましたが)。

あとは内面も寄せていけるように、大阪にある府立弥生文化博物館に赴き、弥生時代への知識を深めてきました。

■弥生人そっくりさん大集合の会場は異様「親戚の集まりより似ている顔の集まりでした」

――すごい気合の入りっぷりですね。実際に会場で10人の入賞者の皆さんとお会いしてみて、いかがでしたか。

選ばれた時から皆さんの顔と名前は把握していたので、お会いするのが楽しみでした。いざお会いすると、皆さん選ばれた時よりも仕上げてきていて、顔を見た時点から面白かったです。控室など、みんなが一堂に会した際には、何だこの空間は…と(笑)。親戚の集まりより似ている顔の集まりで、異様でした。マスクを外して喋らないようにしていた時なんて皆さん無表情だったので、思わず誰かが噴き出して、みんなに笑いが伝染していました。

――ライバル同士とはいえ、和やかな大会ですね(笑)。審査やPRタイムでは、どのようなことを意識されましたか。

主催者側からは、何もなければ基本的にはスピーチを予定していますと伺っていたので、自分が当日までに弥生人に近づけるためにしてきた努力などを伝える事が出来たらいいかなと思っていました。あと、基本私は「喋っているとき、目が糸くずみたい」と友人たちからも揶揄されるので、極力目は見開いておこうと思っていました。

しかし、いざ蓋を開けてみると、あまりにも多才な方々の集まりでして、普通にスピーチしている人の方が少なく、私の出番が一番最後だったこともあり、終始控室ではビクビクしていました。思ってたのと違う…と(笑)。

■「ダメかもしれない…」あまりのそっくりさん揃いに自信失くすも、見事グランプリに

――ステージでの手ごたえはいかがでしたか。

正直なかったですね。他の方々に圧倒されてしまっていたというのが本音で、普段そこまで緊張する方ではないのですが、スピーチしている間も地に足がついていないというか、ふわふわした感覚でした。ちゃんと言いたかったことをしっかり伝える事が出来たのか自信が無かったので、これはダメかもしれないと思っていました。

――しかし見事、グランプリに選ばれましたね。

凄く嬉しかったです!ですが、どちらかというとホッとしたような安堵感の方が強かったかもしれません。他の皆さんにお会いするまでは、結構自信があったんです。10名に選ばれた際も友人から、お前が一番似ていると言われたり、ネットでの評判もお前が一番いいと聞かされていたので、知らず知らずのうちに調子に乗っていたのかもしれません。これで選ばれなかったらむしろ情けない、とまでプレッシャーを与えられていたので、いざ選んでいただいた時はそのプレッシャーから解放されたような気分でした。

あと同時に、私がグランプリに選ばれたことにより、娘が学校で『お前の父ちゃん弥生人』って指さされないか、心配になりました(笑)。

――「弥生人」がネガティブなワードとして使われないことを祈ります…。吉田さんご自身は、“弥生人顔”として、幼い頃やこれまでの人生で「この顔で得したな〜」と思うことはありましたか。

老若男女問わず、誰からも親しみやすいとはよく言われてきました。いつもニコニコしているところもよく受け入れてもらっていたと思います。復元された弥生人の青谷上寺朗にも笑顔のパターンがあればいいのになと思っていました。

あと、色々な有名人の方に似ていると言われることが多かったです。弥生人にも似ていると言われるぐらいですから、本当にどこにでもいるようなありふれた顔なんだと思います。

――「初代国民」として、今後やってみたいことや目標などはありますか。

せっかく選んでいただいたのですから、私にしかできない方法で世間を盛り上げていけたらいいなと思っています。私自身、10名に選んでもらうまでは弥生時代のことなんて歴史の授業で習ったぐらいで全く知りませんでした。

でも実は、弥生時代の遺跡って各地にあって、生活様式も村単位、家族単位で集まって暮らしていたり、今の時代とそんなに遠いわけではなく、身近なものなのだとわかりました。今こうして、私が弥生人のそっくりさんとして選ばれたことを知っていただいた方々に、私きっかけで弥生時代に興味を持っていただけたりしたらいいなと思います。

とりあえず全国各地に弥生時代にゆかりのある場所はあるのですから、現地の自治体の方など、お声かけ頂ければそっくりさんとして参上いたしますので、ご要望ございましたらお気軽にご連絡ください!

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