前回からの続き。友人たちと一緒に出産祝いを届けようと考えている投稿者さんが、「具体的にはどんなものが喜ばれる?」とママスタコミュニティに問いかけました。実際にもらったママたちからは「子どもがずっと大切にしたぬいぐるみ」、なかなか自分では買えない「ブランドもののベビー服」など、嬉しかったアイテムが次々と寄せられたのですが……。投稿者さんは「もらって迷惑だったものもありますか?」と問いかけます。
もらって困るのはこんなもの
残念ながらママたちが「もらって困ったもの」。具体的にはどんなものなのでしょうか。
”日常的に使うもの”であっても……
『スタイ、おしり拭き、哺乳瓶やおしゃぶり』
『お尻拭きケース。2個も3個もいらないね』
『スタイは1枚も使わなかったから、いらない人もいるかも』
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完全母乳で育てるママは、哺乳瓶は必要でない場合もあります。また産院によっては、使用する哺乳瓶のメーカーを指定されることも。贈るのであれば、ママと赤ちゃんが使いやすいものを選びたいですね。
ベビー服選びはサイズ・好みに合わせて
「ベビー服をもらって嬉しかった」という声がある一方で「洋服はいらない」と言い切るママも少なくありませんでした。
『困ったものは服。しまい込んでて、気づいたらサイズアウトしてた』
『サイズがギリギリのベビー服は困った』贈るタイミングによってはお子さんの成長の方が早く、着るチャンスに恵まれないこともあるようです。また生まれた季節によっては、次のシーズンまで待っているうちにサイズアウトしてしまった、というパターンもありそうですね。
『ダサいデザインの服は迷惑。可愛いでしょ! と圧をかけられたけど、こういう服って親の好みもあるから、自分好みで選んでも相手を困らせるよね、と思った』
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自分好みのものが買える“ギフトカード”が無難?!
そんな相手の好みやセンスを問わないものとなると、自由に使える”商品券”が無難かもしれません。
『絶対に困らないのって金券のような気がする』
『嬉しかったのは、やっぱり現金! Amazonのギフトカードも嬉しかった』
『洋服でもおもちゃでも何でも嬉しかったけど、一番となるとやっぱり現金やギフトカードかな』ギフトカードの一番のメリットは「欲しい物が欲しいときに買える」でしょう。必ずしもお子さんのものでなくても、ママが欲しいものを買うこともできますね。
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『「お返しいらないからね」って友達がくれた5,000円分の図書カードが嬉しかった。近所の書店では図書カードでおもちゃも買えたしね。お返しいらないって言われても気にしちゃうから、金額的にもちょうど良かった気がする』5,000円の図書カードがちょうどよかった、というコメントもありました。あまり金額が高すぎると、受け取った側が「やっぱりお返しをしないと……」と気を揉むことになってしまいます。金額設定も絶妙だったのでしょう。
ママに向けたプレゼントも嬉しい!
出産祝いは、必ずしもお子さん用でなくても良いのです。
『お昼ご飯を用意しなくていいように、と食べるものを買ってきてくれて、みんなで食べたのもすごく助かった』投稿者さんも友人たちと一緒に、出産した友人宅を訪ねるようです。みんなで食べられるものを持っていけば、お互いに気兼ねなくゆっくりできそうです。
『どれも嬉しかったけど、「赤ちゃん関係のお祝いはもらってると思うから」って、私にコスメセットくれた子がいて。とっても印象深いな〜』
『嬉しかったのは赤ちゃん用品ではなく、私用にと果物専門店のフルーツゼリーのセットをくれたこと。一段落したときに食べるのが幸せでした』出産祝いとしてもらうわが子への贈り物は、ママにとっても嬉しいもの。けれど大変な出産を頑張ったママへのご褒美としての贈り物があったなら……。その心遣いはいつまでも記憶に残る、嬉しいものになりそうです。
『親友から「ママになったあなたへ」って、モコモコの超肌触りの良いひざ掛け兼肩掛けをもらった。12月末生まれでアパート住まいだったので、すごく重宝した』親友ならではの見事なセレクトですね! 相手の気持ちや状況を思いやっているからこそのプレゼント、ということが伝わってくるエピソードです。
産後すぐは体が思うように動かず、辛い日々を過ごすママも少なくありません。加えて新生児のお世話による睡眠不足となれば、身も心も疲れ果ててしまうのは当然です。疲れたママへのプレゼントとして「栄養たっぷりのスープ」、すぐに食べられる「レトルト食品」なども喜ばれそうです。
新生児のいるママは、友人が訪ねてきてくれて、大人同士のおしゃべりができるだけで嬉しかったりするものです。「赤ちゃんもママもおめでとう! 出産お疲れさま!」の気持ちがこもったものであれば、どんなものでも嬉しいお祝いになるでしょう。ママたちの「もらって嬉しかったもの・困ったもの」の経験談をぜひ参考にしてみてくださいね。
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・森乃クコ