上半期最後の「お祭り」宝塚記念。堤礼実アナが気になっている1頭とは?

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2022年06月26日 11:01  webスポルティーバ

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堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第37回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は"アイドルホース"ソダシのヴィクトリアマイルでの完勝劇を振り返ってもらいつつ、上半期最後のGI宝塚記念の見どころなどを聞いた――。

 以前この連載で、馬場の一般開放日に芝コースを走らせてもらったことがある、という話をしました。競走馬たちは悠々と駆け抜けていくけれど、実際に自分で走ってみると、芝が深くて本当に走りにくい。その大変さを、身をもって味わったのですが......。

 人は欲張りなもので、それを知ってしまうと次に興味が湧くのは、「じゃあ、ダートコースはどうなの?」ということです。

 外から見ている限り、砂はかなり深く、簡単に足をとられてしまいそう。芝コース以上にパワーが必要になるのだろうし、その両方のレースを走るソダシはきっと、私が考える以上にすごいことをやっているに違いありません。

 一度気になり始めると、想像は膨らむばかりです。機会があれば、今度はぜひダートコースを走ってみたい! 走れないまでも、せめて足を踏み入れるだけ、いや、手を入れるだけでもいいので、砂の深さや重さを実感してみたい!

 最近はそんなことも考えながら、ダートレースに見入っています(笑)。

 そして先日、"二刀流"のソダシがヴィクトリアマイルを勝ちました。昨年の桜花賞以来となるGI3勝目です。

 レースを見終わったあとの率直な感想を言うならば、「やっぱり、この馬なんだな」といった、ひと言に尽きますね。

 今年のヴィクトリアマイルはGI馬5頭を含め、出走18頭中16頭が重賞勝ち馬という大激戦。「どの馬が勝ってもおかしくない」と言われるレースでした。

 ソダシに関して言えば、前2走(フェブラリーS、チャンピオンズC)でいずれもダート戦を使われており、その臨戦過程を不安視する声があったのも事実です。

 ところが、終わってみれば、まさにソダシの独壇場。最後の直線でも力強く脚を伸ばして、2着に2馬身差をつけての完勝でした。

 ソダシのGI勝利がすべて芝のマイル戦であることからもわかるように、ヴィクトリアマイルが彼女の適性に合った条件だったことは確かでしょう。だからこそ、私も「頑張ってほしいな」という気持ちで見てはいましたが、ここまで気持ちのいい勝ち方を見せてもらえるとは、正直、想像していませんでした。

「アイドルホース」と称されるソダシですが、そこからイメージする可愛らしさや美しさだけではない、堂々たる強さを見せてもらった気がします。

 もちろん、馬体の美しさは相変わらずでしたけど。

 ダート戦で巻き上がる砂のなかを走り抜けてくる姿も、パワフルでカッコいいと思っていましたが、やはり緑のターフの上に立つと、白い馬体が本当に映える。あまりに美しく綺麗だったので、思わず見とれてしまうほどでした。

 初めは「白毛だから」と注目された馬だったのかもしれませんが、彼女は競走馬としての能力が高く、たとえ"白毛でなかったとしても"スターホースになっていたのだろうな、と思っています。今回のヴィクトリアマイルで、そう再認識しました。

 今後は、札幌記念からマイルCSというローテーションが予定されているようです。ソダシが走るレースはこれからも、競馬ファンならずとも大きな注目を集めるのでしょうね。

 アイドルホースゆえの"宿命"と言ってしまえば、それまでですが、これからも大きな重圧を乗り越え、今までどおりの美しい一面も見せつつ、この強さにどんどん磨きをかけていってほしいと思っています。

 さて、レースのたびにJRAのキャッチコピー『HERO IS COMING.』を実感した今年上半期のGIも、宝塚記念を残すのみとなりました。今年も数多くのGI馬が出走を予定しており、豪華メンバーによるグランプリレースとなりそうです。

 大阪杯ではまさかの9着に敗れたエフフォーリアの巻き返しもあるでしょうし、一昨年に牝馬三冠を成し遂げたデアリングタクトも復帰戦のヴィクトリアマイルを叩いた上積みがありそう。そこに、春のGIを勝ったポタジェやタイトルホルダーなども加わるのですから、競馬ファンには悩ましいレースになるのは確実です。

 まして今年のG気蓮■曳嵜裕い稜呂勝てないというジンクスが続いています。それによって、馬券の検討は一段と難しくなっているのではないでしょうか。また、宝塚記念はここで初めてGIを勝つ馬が多いレースでもありますから、勝ち馬探しはますます苦労しそうですね。

 個人的に気になっているのは、タイトルホルダー。天皇杯・春で見せた逃走劇が、今でも脳裏に焼きついて離れません。あの大逃げをもう一度見たいと思っているのですが、他の馬たちもそう簡単には逃がしてくれないでしょう。

 はたして、実績のある馬が期待どおりの強さを見せて勝つのか。あるいは、多くのGI馬が顔をそろえるなか、思わぬ馬の台頭があるのか。

 どんな結果が待っているにせよ、上半期最後の"お祭り"を存分に楽しみたいと思っています。

Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分〜)
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