イグアインが語る、R・マドリード時代とユーヴェ移籍…アーセナル行き破談の心境も明かす

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2022年06月26日 11:18  サッカーキング

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かつてヨーロッパで活躍したイグアイン [写真]=Getty Images
メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属している元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが、かつてプレーしたレアル・マドリードやユヴェントス移籍を決めた際の心境などを語った。アルゼンチンメディア『TyC Sports』内のプログラム『Líbero Vs.』にて明かしている。

 現在34歳のイグアインは母国のリーベル・プレートで頭角を現し、2007年1月にレアル・マドリードへの移籍を果たした。6シーズン半の在籍で公式戦264試合に出場し121ゴールをマークしている。イグアインはヨーロッパ初挑戦となったクラブを「歴史上最も偉大なクラブ」と表現。以下のように続け、“エル・ブランコ”在籍時の苦悩も明かしている。

「チャンピオンズリーグ(CL)では14回優勝していて、選手としてはこれ以上ないクラブだったと思う。19歳でマドリーに行き、26歳までプレーした。絶頂期を過ごすことができた。マドリー以上のクラブはないと思う」

「2008−09シーズンには多くのゴール(公式戦24ゴール)を決めた。僕がオフを過ごしていると、クラブが(カリム・)ベンゼマとカカを獲得するって言うんだ。クラブに思わず電話してしまったよ。けれども、それがマドリーなんだ。クラブは絶えず最高の選手を連れてくるから、いつだって競争が待っている。だからこそ史上最高のクラブと言えるのだろう。常にベストな選手と競争しなければならないんだ」

 また、レアル・マドリードを去ることとなった2013年夏の出来事にも言及。イグアインは最終的にナポリへと完全移籍することとなったが、自身はアーセナルへと加入するものだと思っていたという。「既に話はついていた。けれども彼らは僕を買わず、最終的に(メスト・)エジルを獲得することになったね。アーセナルからは最終的に金銭的な問題だと聞いていた。だから、僕はナポリに行くことにしたんだ。その2日後にエジルが高額の移籍金でアーセナルへ移籍したのを見た時には驚いたよ」と話した。

 ナポリへの加入を決めたイグアインはセリエAでもゴールを量産し、2015−16シーズンには同リーグのシーズン最多得点記録を66年ぶりに更新する36ゴールで得点王にも輝いた。ナポリで絶対的な“エースストライカー”に君臨していたため、2016年夏のユヴェントス移籍はファン・サポーターだけでなくクラブからも反感を買うことに。それでも、イグアインはタイトルを追い求めた当時の決断を後悔していないようだ。

「確かに、迷うことがなかったと言えば嘘になる。移籍によってナポリで何が起こるかがわかっていたからだ。けれども、当時の決断を後悔したことは一瞬たりともない。愛と幸せのために、ユヴェントスに行かないわけにはいかなかった」

「ユヴェントスへの移籍はタイトルへの想いを抱いたことがきっかけだった。ナポリではシーズン36得点という新記録を打ち立てることができたし、本当に素晴らしいサッカーをするチームだった。しかし、セリエAでチャンピオンにはなれなかった。優勝のために、他に僕は何ができたって言うんだい?」

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