6月18日にアーセナルと新たな5年契約を結んだFWエディ・エンケティア。しかし、アーセナルOBのポール・マーソン氏は同選手に対して不満があるようだ。26日、イギリス紙『イブニングスタンダード』が報じている。
マーソン氏は、「アーセナルの前線には、退団の可能性もありながら新契約にサインしたエディ・エンケティアしかいない」と語り、以下のように続けた。
「ミケル・アルテタ監督は、エンケティアではトップ4に入れないことを悟らなければならない。絶対にチャンスは無い。それは事実だ」
「エンケティアがチャンピオンズリーグ(CL)に導くことは出来ない。彼はエヴァートンでもリチャーリソン(ブラジル代表FW)とドミニク・カルヴァート・ルーウィン(イングランド代表FW)との競争に勝つことも無理だと思う。彼らは降格しかけたにも関わらずだ(エヴァートンは16位。シーズン途中には降格圏内に居た時期も)」
「彼は昇格したばかりのフルアムでも、(セルビア代表FW)アレクサンダル・ミトロヴィッチからスタメンの座を奪うことも無いと思う。トップ4には届かないだろう」
そんなマーソン氏曰く、アーセナルは獲得濃厚となっているマンチェスター・Cのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスをチームに加え、前線の陣容を強化することが重要であると考えている。
現在23歳のエンケティアはアーセナルの下部組織出身。2021−22シーズンは最終盤の8試合で5ゴールを挙げていた。前述の通り、18日に新たな5年契約を締結。元フランス代表FWティエリ・アンリや元ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンなど錚々たる選手たちが背負った背番号「14」を着用すると発表されている。
アーセナルの先輩から厳しい言葉を受けることとなってしまったエンケティア。2022−23シーズンに活躍を見せ、マーソン氏を見返すことは出来るか。