DeNA・三浦監督「踏みとどまれるように…」延長12回で力尽き今季最多の借金9

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2022年06月26日 20:00  ベースボールキング

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試合後にファンへあいさつするDeNA・三浦大輔監督[写真=萩原孝弘]
● DeNA 3 − 4 広島 ○
<12回戦・横浜>

 DeNAは今季苦手としている広島を相手に3度目の同一カード3連敗を喫した。

 初回からノーヒットで先取点を奪い、バックも好守を連発。先発はクオリティスタートを達成し、土俵際に追い詰められてからも食い下がる意地を見せたが、延長12回表に決勝点を奪われ力尽きた。

 先発の京山将弥は最速150キロの力あるストレートを軸に、球速差のあるカーブ、スプリット、カットボールを交えて5回まで広島打線を零封。しかし6回、3巡目に突入した上位打線との対戦で、上本崇司、菊池涼介、マクブルームに3連打を浴び2失点。それでも、続く一死満塁の場面では後続を許さず、6回2失点のクオリティスタートでまとめた。

 打線は初回、先頭の蝦名達夫が死球で出塁すると、すかさず二盗に成功。2番・桑原将志が進塁打でランナーを三塁に進めると、3番・佐野恵太の一塁ゴロの間に三走・蝦名が生還し、わずか9球で先取点をもぎ取った。しかし、その後は牧秀悟の二塁打を生かせず、2回と4回にもスコアリングポジションにランナーを進めながらも無得点。チャンスをものにできなかった拙攻が後々になって響いた。

 1−3とリードを広げられた直後の8回に代打・大和が1点差に詰め寄るタイムリー、1点差の9回には二死一塁の場面で佐野恵太が相手守護神・栗林良吏をとらえ同点打を放ったが、延長12回に7番手・平田真吾が松山竜平に犠飛で勝ち越しを許し、これが決勝打に。延長12回裏に再び追いつく力は残ってはいなかった。

 試合後、三浦大輔監督は京山の投球について「攻めの投球ができていたと思います」と高評価。右腕にとって最終イニングとなった6回には失点直後の満塁のピンチを切り抜け、「本人にとっても、チームにとっても大きなこと」と振り返った。

 攻撃面も「いい形で先制できてよかったと思いますし、ひっくり返された後も食らいついて、8回9回で追いつけた。最後の最後まで選手はよく頑張ってくれました」とし、「連日投げない時でも待機してくれて、頑張ってくれています」と開幕からゲームを作り続けているリリーバー達にも、労いの言葉を忘れなかった。

 「気持ちでやっている中であそこで得点に繋がったと思います。最後の最後まで行きましたけど…」と、あと一歩での惜敗。借金は最多の「9」に膨らんだ。「踏みとどまれるように、来週またやっていきます」と語気を強めた指揮官。諦めない気持ちで、火曜日からのタイガース戦に向かっていく。


写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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  • 広島、勝ったけどK林は一回ちゃんと調整させましょうよ!
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