結婚で被るデメリットが明らかに?「女として一人前」になりたくて結婚を掴み取った私の結論

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2022年06月26日 22:12  All About

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写真「令和4年版男女共同参画白書」が内閣府から発表され、反響を呼んでいる。男女差がはっきり出ていて興味深いのは、「結婚しない理由」だ。
「令和4年版男女共同参画白書」が内閣府から発表され、反響を呼んでいる。男女差がはっきり出ていて興味深いのは、「結婚しない理由」だ。
「令和4年版男女共同参画白書」が内閣府から発表され、さまざまな反響を呼んでいる。

「デートをしたことがない」20代独身男性は40%、30代独身男性も35%。そして30代は男女ともに4人に1人が「結婚の意思はない」と答えている。

働き方改革という名の労働者への圧迫で終身雇用が終わりを告げて、非正規雇用が激増、さらにコロナ禍で収入は不安定となった。公務員や上場企業の正社員でなければ安定感のある生活は望めない。30年にわたる不況の中、デートだ結婚だと浮かれてはいられないのである。

男女それぞれの「結婚しない」理由

結婚しない理由(複数回答)を見ると、男女差がはっきり出ていて興味深い。

20代、30代の女性たちは「結婚に縛られたくない、自由でいたい」(48.9%)、「結婚するほど好きな人に巡り合っていない」(48.8%)、「結婚という形式にこだわる必要性を感じない」(41.0%)がトップ3だ。

一方、男性は「縛られたくない、自由でいたい」(37%)、「結婚するほど好きな人に巡り合っていない」(36.2%)までは同じだが、次に来るのが「結婚生活を送る経済力がない、仕事が不安定」(36.0%)となっている。

男性は今でも結婚には自分の経済力が求められると感じているし、実際、世間や女性たちからそういうプレッシャーを覚えているのだろう。

女性は結婚にデメリットを感じている

積極的に結婚したいと思わない理由に関しては、女性のほうが多く複数の回答をしている。それだけ「デメリット」を感じているようだ。

たとえば、男女差の激しい「理由」は、「名字、姓が変わるのが変わるのが嫌、めんどうだから」は、女性25.6%、男性11.1%となっている。独身女性たちは周りの結婚した同性を見て、結婚するだけなのに姓を変えた女性が理不尽にめんどうな手続きを強いられていると感じているのだろう。

「結婚すると仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」を選択したのも、女性38.6%、男性23.3%と女性のほうが多い。結婚したら損をするのは女性だという認識が浸透していると思われる。

「誰かと一緒に生きていきたいと思わないから」と答えたのも、女性は33.7%と、男性より12ポイント以上多い。

「男性と一緒に生きてもデメリットしかない」と刷り込まれている女性が増えているのかもしれない。

結婚するもあっさり離婚、離婚後のほうが楽しい

「必死で婚活してやっと結婚したのに、結婚生活は2年しかもちませんでした」

明るくそう言うのはアヤさん(38歳)だ。かつては「結婚しなければ、女として一人前ではない」という考えに凝り固まっていた。29歳を迎えて必死に婚活を重ね、30歳のとき結婚相談所を通じて知り合った3歳年上の男性と結婚した。

「有名大学を出て、上場企業に勤めるサラリーマン。収入も悪くなかった。これで安心して生活できると思ったんです。交際期間は半年くらい。そのころはやさしかったんですよ。

でもいざ結婚したら、彼は帰宅するなり自室にこもってゲームばかり。私が作った夕飯も食べずにコンビニでお弁当を買ってくる。『外食はいいけど、人が作ったものを食べるのが好きじゃないんだよね』と言われました。思い描いていた結婚生活ではなかった」

離婚という言葉が頭をよぎったところで妊娠が発覚。これで彼は変わってくれるかもしれないと期待したが、それは裏切られた。

「子どもができたと言ったときは、『よかった』と笑顔を見せましたが、つわりに苦しむ私を労るわけでもなく、出産時もひとりでタクシーを呼んで病院に行きました。彼が来たのは出産後、半日たってから。夫の両親のほうが先に来ていて気を揉んでいたくらいです」

退院後ももちろん、夫からは何の助けもなかった。子どもを連れて実家に戻ると、連絡はよこしたが迎えにはこない。

「結局、彼は『結婚した』という事実を必要としていたのかもしれません。内容はどうでもよくて、ずっとひとり暮らしのときと同じ環境でいたかったんでしょうね。子どももかわいいとは思えなかったんでしょう」

彼女は夫の元へ戻ることなく、離婚の意志を固めた。ところが夫は結婚生活の実態がないにも関わらず、離婚には同意しない。調停、裁判を経てようやく離婚が成立したのは子どもが2歳になったころ。子どもに会いたいとは一度も言わなかった。

「離婚後、実家近くにアパートを借りて娘とふたりで暮らしています。昼間は働いているので、娘は学校から私の実家に直行。実家には独身の双子の弟も同居しているので賑やかですね。私は早く帰れれば娘とふたりで自宅で夕食をとりますが、遅くなったら実家任せ。

恵まれているとは思いますが、『パパがいない』寂しさは娘にあると思います」

それでも離婚してからのほうが結婚しているときより楽しいとアヤさんは言う。どうしてあれほど結婚にこだわったのか、今では当時の自分の気持ちが思い出せないそうだ。

「今ならよくわかりますよ、女性が結婚を回避したくなるのが。私も姓を変えるのが嫌だったし、家庭にまったく協力しない夫を負担に思っていたから。唯一のメリットは娘を授かったことだけ」

そして彼女は「結婚を機に仕事を辞めなくてよかった」と再び、笑顔を見せた。

※参考:「令和4年版男女共同参画白書」(令和4年6月、内閣府男女共同参画局)

亀山 早苗プロフィール

フリーライター。明治大学文学部卒業。男女の人間模様を中心に20年以上にわたって取材を重ね、女性の生き方についての問題提起を続けている。恋愛や結婚・離婚、性の問題、貧困、ひきこもりなど幅広く執筆。趣味はくまモンの追っかけ、落語、歌舞伎など古典芸能鑑賞。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

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