<見えにくい小学生の学力>差が出てくるのは何年生?そのとき強化したいこととは

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2022年06月26日 23:21  ママスタジアム

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子どもの成績が気にならない親は、おそらくいないでしょう。テストの点数に一喜一憂したり、通知表の結果に考え込んだり……。どうすれば少しでも成績がアップするのか、日々考えているママもいそうです。

ママスタコミュニティには、子どもの学力について尋ねる投稿がありました。

子どもの学力差は、生まれる前からすでにある?!


『学力に差が出るのは、何年生? 勉強ができる子は、やっぱり塾に行っている場合が多い? うちもそうだけど、今どきの子って習いごとで忙しいよね。でもゆっくりする時間も必要だし、となるとなかなか勉強する時間が取れないんだけど』
投稿者のお子さんは、小学3年生。塾には通わず、家では宿題以外の勉強はしていないとか。すでに苦手な教科もあるそうですが、さほど「勉強ができない」というわけでもないようです。とはいえこのまま何もせずにいいものか、投稿者さんは迷っている様子です。

たくさんのコメントが集まりましたが、「生まれる前からもう差はついている」という声も目立ちます。
『PTAでたくさんの保護者と関わる機会があるけど、優秀な学校に進学する子の保護者は「頭がいいな」と感じることが多い』
「遺伝子で決まる」「結局は”地頭(じあたま)”による」との声もありました。わが子の周りを見ていると、たしかに幼い頃から「あの子は賢い」と誰もが納得するような子はいますよね。もともと備わっている”生まれながらの頭のよさ”は、実際にあるのかもしれません。ただそれだけだとそれ以外の子は、どんなに頑張っても意味がないように思えてしまいます。今回は地頭うんぬんは抜きにして、学力に差が開きやすい学年を考えてみましょう。

勉強の難度が上がる4年生あたりが分かれ目に


寄せられた中でもっとも多かったのが「小学4年生」という回答です。それに近い「小学3年生」「小学5年生」という意見もありました。やはりこのあたりが大きな分かれ目になるようです。
『小学生のときに担任に聞いたら、小学4年生の秋ごろからだんだん差がついてくるそう。満点を取れなくなってきた、自称優等生たちが陥落し始めるんだって』
低学年までは明らかに「できない子」はいたとしても、それ以外のほとんどは「できる子」に映りませんか? テストで毎回100点を取る子も、そう珍しくありません。ただ4年生あたりから勉強内容が難しくなるそうで、「わり算の筆算から、難しくなるよね」「計算は得意でも図形や割合、比例ができないとか」など、とくに算数での開きが大きくなるという声が多数。
『本当は小学校入学前から結構差はついているけど、公立小学校のカラーテストではその差が見えにくいだけだと思う。同じ100点の子でもレベルは違っていて、偏差値が75でも55でも「100点」。見分けがつかないんだよ』
カラーテストとは、単元終了後にどれだけ授業内容を理解したかを確認するテストのこと。難易度が高くない分、平均点は高くなるようです。このコメントをくれた方は「4〜5年生でカラーテストの内容が少し難しくなるから、急に差がついたように見えるのだと思う」と、教えてくれました。
『中学受験組の子が増えるからね』
小学3〜4年生あたりから、塾に通い出す子も増えてきます。中学受験を考えている子が、本格的な準備をはじめるためでしょう。家で学校の宿題しかしていない子と、塾通いしている子。差が開いてしまうのは、当然といえば当然なのかもしれません。

おすすめは宿題以外の家庭学習の習慣づけ



こうしたコメント見て「うちも塾に入れなくちゃダメかな?」と、焦るママもいそうです。もちろんその時期から通塾して成績を上げる子もいるでしょうが、コメントで目についたのは家庭学習の重要性を説く意見でした。
『中学受験なら塾は必要だけど、そうじゃないなら家庭学習をしっかり。「習いごとで忙しい」という声はよく聞くけど、学年によって優先順位は変わっていく。投稿者さんのところだって、いつまでも習いごと優先ではないよね?』
『うちの子は小学5年生のときに担任から、予習復習、同じところを何度も反復して解くことの大切さを聞いた。それに従ってやった結果、中学生になってもその習慣が身についている』
この時期から家庭学習がきっちりできるようになっていれば、中学校に上がっても苦労せずに済みそうです。
『中学受験しないなら、学校の勉強を完璧にしておけばいいと思う。学校で習うタイミングだけじゃなく、時間をおいて教科書ワークをやったり、前学年のワークをやったり。塾でいうところの”スパイラル学習”になって、学力の定着に役立つよ』
反復学習ができるように、教科書やワークは学年が上がったタイミングでも処分せずに保存しておくほうがよさそうです。

さらに「発展問題は思考させることが目的なので、十分使い慣れた知識を使わせるほうがやらせやすい。解説を読めばまだ親が教えられる時期だと思うから、自分の子どものレベルに合わせた家庭学習を計画できれば最強」というコメントもありました。

こうした声に、投稿者さんもハッとしたようです。
『そろそろ勉強に費やす時間を増やすなど、優先順位を変えていかないといけないよね……』
ただ、習いごとを突然やめて勉強1本に絞るのは、お子さんにとっても負担が大きいのではないでしょうか。まずは毎日10分からのスタートでもよいので、宿題以外の家庭学習をはじめてみてはいかがですか? 通信教育のワークや市販の問題集など、お子さんの反応を見ながら無理なくできる教材を用意してあげられれば理想的。お子さんには苦手な教科もあるようですから、早めにその部分を補強しておくのがおすすめです!

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・マメ美

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