野球に興味がないタカシは早々に飽きてしまったのです。もうすでに乗り気でないことは明らかです。しかしせっかく相手をしてくれたコーチに対してありえない態度。俺は怒りをおぼえました。
俺は子どもの頃、少年野球チームでの経験を通じて挨拶やマナーを覚えました。チームワークや協調性も学ぶことができ、その後の人生に大いに役立ったと思っています。だから野球をさせることはタカシにとってもベストな選択だと信じて疑いませんでした。しかしその熱意は自分の「野球へ思い」を子どもに押し付けていただけだったのかもしれません。本人がやりたいことは何なのか、もっとタカシ自身のことを考えるべきだったと気づかされました。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 文、作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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