矢田亜希子、ママタレではない「謎の売れ方」とは? 『ラヴィット!』『沸騰ワード10』独自の立ち位置

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2022年06月28日 15:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

 芸能界でキャリア27年。もはやベテランの域に達しつつある女優・矢田亜希子が、昨今、謎の売れ方をしているようだ。

 朝の情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)では、昨年3月の番組スタート以来、水曜レギュラーとしてアンタッチャブル・柴田英嗣、見取り図と共演。また、ゴールデンタイムのバラエティ『沸騰ワード10』(日本テレビ系)では“コストコに取り憑かれた女優”としてたびたび出演するなど、タレント活動が目立つ。

「矢田が『沸騰ワード』に初参戦したのは2017年。かつてアメリカに行った際に本場のコストコに衝撃を受けて以来、週1ペースで通っているそうで、“コストコには空腹で行く”といったこだわりや、お得な買い物術が思いのほか大反響のようです。いまや、『沸騰』の常連タレントとなりました」(芸能ライター)

 女優がバラエティに出ることは決して珍しくなく、菅野美穂のように明るく飾らない性格が人気を博すタイプや、木村佳乃のように体当たりロケに挑むタイプ、最近では森川葵の『それって!?実際どうなの課』(日本テレビ系)での検証ロケが注目を集めている。では、矢田はどういった立ち位置なのだろうか? そしてそもそも、矢田の需要はどこにあるのだろうか? 

「視聴者の生の声がわかるTwitterで『矢田亜希子』と検索してみると、もっぱら『美脚披露』『抜群スタイル』など、インスタグラムでの写真内容を報じるネットニュースと、出演番組の内容をまとめたネット記事ばかりです。不思議なことに、矢田について『面白い』『好き』といった声は1週間で数件しか見当たりませんでした」(芸能ライター)

 とはいえ、ファンの全員がTwitterを利用しているわけではない。ファンクラブの活動状況はどうだろうか?

「以前、『akko』というファンクラブを作っていたのですが、前夫・押尾学との交際が報じられ、結婚間近という05年秋ごろに、ファンクラブの活動を停止しました。ちなみに矢田のファンだという人物が11年、非公式ファンサイト『Akko's Planet』を開設していたのですが、13年11月、彼女が出演するドラマの告知情報を最後に、約9年間、更新が途絶えています」(同)

 ただし現在、インスタグラムとブログをマメに更新している矢田。インスタグラムのフォロワーは53万人(6月27日時点)。また、アメブロで開設しているオフィシャルブログのフォロワーは約10万人。数字を見ればやはりそこは女優、一定の支持層は存在しているが……。

「ブログには、現在14歳という息子との日常がつづられています。息子のリクエストでラーメン店『一蘭』に行ったり、2人で同じ美容室でカットしてもらったり、もちろん授業参観や運動会など学校行事にも積極的に参加している様子。ただ、徹底したプライバシー配慮を貫いているようで、息子の写真は1枚も出しておらず、毎回、出先での彼女の自撮り写真がアップされているのみです。インスタも自身のファッションを紹介する写真ばかりで、まるでルックブックのようになっています」(同)

 一方、テレビでは子育てについて語ることが少なく、いわゆる「ママタレント」の売り方はしていないことがわかる。ますますどういう立ち位置なのかわからなくなるが、「一応、バラエティにおいては“キレイでオシャレな庶民派シングルマザー”というのが、キャッチコピーといえばキャッチコピーなのでは」(放送作家)と話す。

「息子の画像を非公表にして、さらにエピソードトークも最大限に抑えているのは、子どもが一般人、そして多感な時期ということもありますが、もちろん前夫・押尾との子だからです。もしかしたら、どこか父親の面影もあるのかもしれません。さらに、息子さんの名前は押尾が敬愛する英国ロックバンドのボーカルから付けられたとされ、誕生当時に大変な話題を呼びました」(同)

 押尾は当時、“押しも押されもせぬ”芸能界随一のプレイボーイ。平山あや、奥菜恵、さらに後藤真希や安倍なつみといった元モーニング娘。のメンバーとも写真誌にキャッチされるなど手当たり次第に浮名を流したが、結婚したのは当時、清純派で好感度抜群の矢田だった。

 事務所から押尾との交際を反対されたとき、「別れるんだったら芸能界を辞める」とまで言って押し切り、結婚にこぎつけたと報じられたが、「押尾の女」というイメージがつきまとい、仕事は激減。

「その後の流転は周知の通り。06年11月に結婚、07年11月に息子が誕生しましたが、09年、押尾がいわゆる“押尾事件”を起こして逮捕されました。その直後、矢田は押尾との離婚を発表。押尾は芸能界引退、矢田も一時的にテレビで見ることがなくなりましたが、女優業には1年足らずで復帰。しかし代表作といえるものはなく、近年になってこうしたママタレともバラエティタレントともいえない仕事を展開するようになりました」(同)

 7月3日は『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)にゲスト出演し、そうめんレシピをジャッジするという。女優業を続ける中、相変わらず独自のバラエティ活動も展開する矢田は、ある意味唯一無二のカテゴリーを確立しつつあるのかもしれない。
(村上春虎)

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