入場無料!ヴーヴ・クリコ創業250年企画展

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2022年06月29日 00:01  オズモール

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◆ヴーヴ・クリコの250年をアート&カルチャーで振り返る企画展。イエローとピンクに染まる幸せな体験

イエローラベルが印象的なシャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ」。世界中で愛されているこのシャンパーニュブランドが、創業250年を記念して世界巡回企画展「Veuve Clicquot Solaire Culture(ヴーヴ・クリコ ソレール カルチャー)〜太陽のように輝く250年の軌跡〜」を、原宿・明治神宮前のjing(ジング)にて開催中。入場無料とは思えないほど見ごたえのある会場内を、編集部がレポート。



「偉大なる女性」に敬意を表して、アーティストはすべて女性
ヴーヴ・クリコというのがフランス語で「クリコ未亡人」という意味なのは、知っている人も多いかもしれません。27歳の若さでメゾンを受け継いだマダム・クリコは、18〜19世紀に活躍した女性経営者のパイオニア的存在。さらに、シャンパーニュの品質を上げ、シャンパーニュに革命を起こした発明家として「偉大なる女性(ラ・グランダム)」と呼ばれていた女性なのです。



そんなマダム・クリコに敬意を表して、今回展示されている作品のアーティスト10名はすべて女性。マダム・クリコの肖像画を水玉模様で彩った草間彌生さんの作品をはじめ、世界中で活躍するアーティストが、ヴーヴ・クリコにちなんだ作品を生み出しています。さらに、監修のキュレーター、空間デザイナーもすべて女性という構成。2階建て、1600m2の空間にヴーヴ・クリコの歴史と愛情がぎっしりと詰まっています。




マンガ家の安野モヨコさんが発表しているのは、マダム・クリコがシャンパーニュにもたらした3つの発明のうちのひとつ。「ヴィンテージ」という考え方は今でこそ常識ですが、その発明をマンガでわかりやすく表現しています。

ほかにもブレンド法によるロゼ シャンパーニュの発明、品質を保ちながら澱を取り除くことを可能にした動瓶台の発明をイラストレーションで表現した作品が展示されています。「品質はただひとつ、最高級だけ」という信念に基づいたマダム・クリコの偉業を、アートで知ることができるおしゃれな表現です。




ヴーヴ・クリコをたどる時間と空間の旅へ
展示を進むと、ヴーヴ・クリコの歴史をたどることもできます。「エレガントでシンプル」なラベルの変遷や、マダム・クリコ自身が1840年代に造ったとされるシャンパーニュが2010年に難破船の船底から当時のまま見つかった様子など、驚きの発見も。

また、ヴーヴ・クリコの豊かな自然に囲まれたシャンパーニュ地方のブドウ畑の四季や、石灰岩に覆われた地下セラー「クレイエール」の様子を映像で見ることもできて、フランスのセラーを旅するような気分にさせてくれます。



2階はアートやカルチャーを体験できるスポット
ヴーヴ・クリコのポスターが飾られている階段を登って2階へ。一転してリビングのような空間では、カルチャーシーンに登場するヴーヴ・クリコを紹介。アガサ・クリスティの小説『忘られぬ死』、映画『カサブランカ』、ミュージカル『ラ・ラ・ランド』などにヴーヴ・クリコが登場しているそう。太陽をイメージした音楽や小説の一説を音で聞けるブースもあり、まさに五感を使って楽しむことができます。

また、「ソレール=太陽のように輝くブランド」を体感できるインスタレーションも展示。竹とコットンの布で作られたパビリオンの中に入り、透ける布を透して立体的に太陽光を感じる体験は、都会でちょっと忘れていた太陽の輝きを思い出してくれるよう。



会場は、イエローとピンクでヴーヴ・クリコの世界観を表現
今回、空間デザイナーのコンスタンス・ギセさんが手がけた会場は、イエローとピンクのカラーリングと随所にみられる丸い形がとても印象的。
「ヴーヴ・クリコが大切にしている“太陽”のイメージをメインに据えています。カラーはメゾンの象徴である“イエロー”と女性らしさを表すピンクをセレクト。マダム・クリコの強さをイメージして、濃い目のカラーグラデーションを作り出しました」と、ギセさん。軽やかでポップでエレガントなインテリアを作り出した彼女と、マダム・クリコの姿が重なるよう。
「こちらに限らず、私が作品を作るときは観た人に心地よく、ほっとできる気持ちになれるように心がけています」という通り、イエロー・オレンジ・ピンクのグラデーションが、温かみのある空間を生み出しています。



ヴーヴ・クリコ シグネチャーセット(イエローラベル グラス+スライダー)3000円、ヴーヴ・クリコ ローズラベル グラス2200円、glamorous rose1500円
レストランではシャンパーニュとのコラボメニューも
レストランでは、ヴーヴ・クリコ各種をグラスで楽しめるほか、この企画展のために用意されたフードとのマリアージュも。お料理を考案したのは、レストランJULIA(ジュリア)のnaoシェフ。ヴーヴ・クリコのポスターにも描かれたハンバーガーの広告にインスピレーションを受けて、お店のシグネチャーメニューでもあるスライダーをすき焼き風味のアレンジで提供しています。

そのほか、ヴーヴ・クリコ ローズラベルには、茨城県産鴨肉のローストとビーツ、苺をタルタルに仕上げた「glamorous rose」など、4種類のシャンパーニュとのペアリングメニューが楽しめます。



ヴーヴ・クリコ イエローラベル アロー カスタム11000円
企画展限定のグッズやユニークなケースも見逃せない
グッズもユニークなものがたくさん。例えば「ヴーヴ・クリコ アロー」は、好きな地名や場所とフランスのヴーヴ・クリコまでの総距離を印字して、アロー(矢印)型のギフトボックスに入れてカスタマイズできるというもの。また、冷蔵庫型のケースやウェットスーツにヒントを得て作られたアイスジャケットなどのユニークなパッケージも、サステナブルな素材が使われているなど、ギフトと共にストーリーを贈るのも素敵です。



イエローとピンクを基調としたバッグや文具など、企画展限定のグッズもたくさん。


こうしてすべての展示を観ると、マダム・クリコは、強いビジネスウーマンでありながら、太陽のように明るくて前向きな人だったのだなと感じます。ヴーヴ・クリコは特別な日に味わう高級なシャンパーニュというイメージだけど、親しみを感じるようになりました。企画展は7月10日(日)まで。会場に足を運べば、きっと元気をもらえるはずです。


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