煮物や味噌汁、ちらし寿司などに緑色の彩りを加えてくれるサヤエンドウ。おいしく食べるだけではなく、盛り付けのアクセントとして重宝しているママはいるのではないでしょうか。しかしもし食べきれないほど大量のサヤエンドウがあったら、みなさんはどんな料理に使いますか? ママスタコミュニティにサヤエンドウの料理について相談が寄せられました。
『サヤエンドウが大量にある。何に使える? 味噌汁と煮物しか思い浮かばない』「サヤエンドウを使った料理」ならいろいろ思い浮かびますが、「大量に使う料理」と考えると、案外思い浮かばないものではないでしょうか。サヤエンドウは購入して2、3日経つと、サヤのツヤがなくなって萎びた感じがしてしまうこともありますよね。投稿者さんは「大量にある」と言っています。できれば新鮮なうちに料理して食べ切りたいですよね。この投稿を読んだママたちから、次々とサヤエンドウ大量消費レシピが届きました。
サヤエンドウと卵は相性がいい!
はじめに紹介するのは、卵とサヤエンドウを組み合わせた料理です。
『親子丼にたくさん入れるとおいしいよ』
『刻んで卵焼きに入れる』
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『高野豆腐とサヤエンドウを一緒に入れた卵とじ』黄色い卵にサヤエンドウの緑色が映えて、見た目も美しい卵とサヤエンドウの組み合わせ。コメントされた料理のほかにもカニ玉や茶碗蒸しなどが思い浮かびます。「今日はサヤエンドウ増し増し!」と、普段より多めにサヤエンドウを入れる卵料理はいかがでしょうか。
サヤエンドウは和洋中、なんでも合う
『ベーコンとニンニクと一緒に炒める』
『茹でてサヤを縦長に半分サイズで切る。もみ海苔とダシ醤油で和える』
『さっと茹でて鰹節を振りかける。マヨネーズと醤油をチョロっとかける』
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『さっと茹でてほかの野菜と一緒にサラダ』紹介されたサヤエンドウ料理は、メインのお料理を引き立てる副菜にピッタリな1品ですね。サヤエンドウとどんな食材を組み合わせ味付けるかで、洋風になったり和風になったりできそうです。また晩酌のつまみとしても活躍してくれるのではないでしょうか。
夏にピッタリ!サヤエンドウの冷製スープ
寄せられたコメントに「サヤエンドウの冷製スープ」を勧めるママがいました。筆者も同じスープを作ったことがあります。作り方は簡単ですし、サヤエンドウもたくさん消費することができます。今回のように「サヤエンドウが新鮮なうちに使い切りたい!」というときには、もってこいの料理ですよ。
サヤエンドウのスープの作り方
(1)スライスした玉ねぎと、ヘタとスジを取ったサヤエンドウをバターで炒める。
(2)(1)に水とコンソメを入れて煮る。塩と胡椒で味を整える。
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(4) 粗熱を取って冷蔵庫で冷やす。
暑い夏にさっぱりとしたサヤエンドウの冷製スープ。冬なら、冷やさずに温かいスープにしてもおいしいですよ。また(2)で煮るときに、ジャガイモを入れるととろみがついて、ポタージュスープ風も楽しめます。季節や好みによって温冷どちらのスープも楽しんでみてくださいね。
エンドウ豆は成長過程で呼び名が違う
サヤエンドウの大量消費レシピをあれこれ紹介しましたが、なかには豆ご飯を推したり「サヤエンドウって豆? ……なんだか混乱している」とコメントしたりするママさんがいました。サヤエンドウは、実はエンドウ豆の成長過程のひとつの呼び名。エンドウ豆属の植物は、成長過程と食べる部位で呼び名が変わります。そこで簡単ではありますが、エンドウ豆の成長順を追って呼び名の違いをまとめてみました。
発芽してサヤができる前
豆苗:若い苗の時期。柔らかい茎と葉を食べる。
若いサヤ
サヤエンドウ:若く柔らかいサヤごと豆を食べる。
※絹さや、スナップエンドウは、サヤエンドウの品種
熟す前の若い豆
グリーンピース:サヤエンドウをもう少し成長させて、サヤは食べずに柔らかい豆だけ収穫して食べる。
成熟した豆
エンドウ豆:成長しきってから収穫した豆。
参考:農林水産省 見直そう!豆のチカラ 「豆のこと、もっと知りたい」 エンドウ属
今回はサヤエンドウの大量消費レシピを紹介しましたが、作ってみたい料理はありましたか? サヤエンドウが新鮮なうちに、ぜひ味わってくださいね。
文・間宮陽子 編集・Natsu