乃木坂46与田祐希、ドラマの現場は「プレッシャーは大きいけど楽しい」『量産型リコ』

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2022年06月29日 08:02  TVerプラス

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乃木坂46の与田祐希さんが主演を務める、木ドラ24『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』(テレビ東京系・毎週木曜24:30〜)が6月30日からスタートします。

本作は、巷にいるごく普通の女子である主人公・小向璃子(与田さん)が仕事にプライベートに自問自答しながら、「プラモデル」というホビーとの出会いを通じて大人へと組み立っていく成長記。

『お耳に合いましたら。』や 『八月は夜のバッティングセンターで。』などのオリジナルドラマを共に手掛けてきたテレビ東京とBABEL LABELが再びタッグを組み、これまでにない“ホビー・ヒューマンドラマ”となっています。

今回、地上波連続ドラマ初主演を務める与田さんに、インタビュー。主演という立場や、与田さんが演じる璃子というキャラクター、女優業への思いなどについてたっぷり語っていただきました。

――本作が地上波連ドラ初主演になりますが、お話を聞いた時の気持ちを教えてください。また、いざ主演という立場で現場に立ってみていかがですか?

最初にお話を聞いた時は、女優業の経験がたくさんあるわけではないし、本業がアイドルなので、私で大丈夫なのかなという不安やプレッシャーはありました。ですが、璃子というキャラクターを演じる上で、不安感を持って現場に入るのは違うのかなと考え、楽しみながら演じたいと思ったんです。

いざ現場に入ると、璃子が所属するイベント会社「FUNFUN CREATE」の 3 部の空気感がいい意味でゆるくドラマの設定と合っていて、想像以上に楽しくて。リラックスして撮影に臨めていますし、このメンバーでやることができてうれしいです。

――主演が発表された時に、乃木坂46のメンバーや卒業生の方から何かメッセージはありましたか?

メンバーもいろいろな仕事をしているので、あまりお仕事の話はしないのですが、向井葉月ちゃんからは「見るね」って声をかけてもらいました。

――“量産型の女の子”と呼ばれる性格・容姿・好きなもの・センスや価値観などあらゆるものが平均的なタイプの璃子を演じられますが、役作りはどのようにされましたか?

璃子ちゃんのプロフィールが、乃木坂46に入る前までの自分とそっくりで、偶然にも同じような人生だったんです。昔の自分を知られた上でのプロフィールなのかなと思っちゃうぐらい似ていて(笑)。なので、そこはすごく共感できました。

――具体的にどのような部分が似ていたのですか?

これといった趣味や特技がなかったり、将来の夢も特になかったり、部活も「みんながやってたから」という理由で選んだり、高校受験もとりあえず塾の先生や親に勧められた学校を受けたりするなど、いろいろなことをあまり自分で決めることはしてなかったところですね。

また、乃木坂46に入るまでは、人に自分の意見を伝えたり、人前に出て喋ったりすることは、本当にしたことがなくて。ステージの上に立ったのも、入学式や卒業式、合唱コンクールぐらいで、学生の時にイベントで劇に参加した時も、台詞が一番少ない目立たない役を選ぶなど、“the普通”という感じでした。なので、すごく璃子の気持ちはわかるし、似ているなと思います。

――劇中で璃子はプラモデルに魅了されていきますが、実際に作ってみていかがでしたか? 

プラモデルは、今回の撮影で初めて触れました。自分には縁遠いもので、手先が器用でないと難しいのかなと思っていたのですが、やってみると他のことを何も考えずに集中してできるので、時間が流れる感覚があっという間に感じて、すごく楽しかったです。

自由に作れるのも魅力ですし、まったく同じものができない特別感があって、愛着が湧きます。

――璃子のプラモデルのように与田さんが夢中になっていることはありますか?

趣味が無さ過ぎて……。もしまとまった時間がとれるようになったら、旅行がしたいです。日本だったら都会より田舎へ。沖縄などの自然が多い場所がいいですね。ログハウスに泊まったり、ハンモックでゆられたり、ゆっくりしたいです。

あとは、海外にもいずれ行きたいです。昔、家族でハワイに行ったことがあり、すごく楽しかったので、また家族で行けたらいいなと思います。

――撮影現場はどのような雰囲気ですか? 現場で面白かったことは?

空き時間は、3部の共演者のみんなで談笑したり、誰が一番お題に沿った絵を描けるかというゲームをしたり、和気あいあいと過ごしています。

あと、与座よしあきさんが沖縄県出身なので、沖縄弁講座をしてくれるんです。わからないことも多いけど、すごく盛り上がっています(笑)。

また、藤井夏恋さんや望月歩さんは歳が近いこともあり、すごく仲良くさせてもらっていて。空き時間は、身長の話とか、ずっとたわいもない話をしていますね(笑)。この前は夏恋さんに美味しいコーヒーを教えてもらいました。

――璃子は会社員ですが、与田さんがもし会社員になったら、どんな会社員になりそうですか?

多分定時ですぐ帰るタイプになるかな(笑)。飲み会とかもあまり参加せず、直帰すると思いますね(笑)。仕事場では会社の人と仲良くしたいし、いっぱいコミュニケーションはとりたいのですが、終業時間になったら普通に家に帰って、自分の時間を過ごすはず(笑)。

――なるほど(笑)。家に帰ったら何をしたいですか?

私は犬を飼っているので、犬と遊んだり、夜ご飯をゆっくり食べたり、テレビを見てボーっと過ごしたり、たまに晩酌したりしたいです。あと、寝る時間もすごく大事だと思っているので、睡眠時間もしっかり確保したいですね。おそらくバリバリに仕事をして出世をしていくタイプではないですね(笑)。

――昨年は『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)や『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)など、乃木坂46を離れての映像作品への出演が続きましたが、与田さんにとって女優業とは?

やっぱり乃木坂46という名前を背負って現場に行くので、プレッシャーは大きいですが、楽しさもすごく感じています。お芝居、アイドルと、それぞれの現場の空気感は全く違うんです。お芝居の現場はみんなで1つの作品を一緒に作っていく過程に、難しさを感じつつも魅了されています。(乃木坂とは)一緒にいる人たちややることが全然違うので、本当に刺激的ですね。

――乃木坂46を卒業した先輩方で女優業と躍進している方も多いですが、憧れている方はいらっしゃいますか?

本当に皆さんそうですね。先輩方は、皆さん幅広く活躍され、いろいろな道に進まれていて。また、現役メンバーもすごく活躍しているので、それを見て私も頑張らないといけないと毎回思います。

この作品については話していないのですが、最近、西野七瀬さんが出ている舞台を拝見しました。舞台に立たれている七瀬さんは、本当にかっこよかったです。

――今後、女優として、どんな役に挑戦してみたいですか?

あまり悪い役をやったことがないので、反抗期がある役や、棘のある役に挑戦してみたいです。あと、学生役はずっとできないと思うので、今のうちにたくさんやりたいですね。

――最後に本作の見どころを含めて、視聴者の方にメッセージをお願いします。

主人公の璃子ちゃんが本当に普通の女の子なので、多くの方に身近な存在に感じていただけるのではないかと思います。璃子が少しずつ変わっていく姿に、共感していただけたらうれしいです。

また、璃子の周りのキャラクターが本当に個性的なので、その温度差も面白いと思いますし、プラモデルがたくさん出てくるので、プラモデルが好きな方にもぜひ見ていただきたいです。

<第1話あらすじ>
イベント企画会社に勤める小向璃子(与田)は、あらゆるものが平均的なタイプの人間として人生を歩んできた。そんな中、同僚・浅井(前田旺志郎)に言われた「量産型」という言葉に自問自答し始めてしまう。

そんなモヤモヤを抱えながら、仕事帰りに歩いていると、薄暗い店内の模型店を見つける。大量に積まれたプラモデルの中から「量産型ザク」に目が止まり、店主・やっさん(田中要次)に勧められるまま初めてのプラモデル作りに挑戦することに……。
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