小野久留美の個展「(E)closion」が、目黒のオルタナティヴスペースrusu「ナオ ナカムラ」で開催される。期間は7月9日から7月18日まで。
同展では、すべてのものが大地から生まれ、大地へ還るという自然の摂理に対し、「究極の保存とは大地に還すことなのではないか」という考えをもとに制作した作品を展示。会場の庭で育つ植物や、蚕の変態、不特定の妊婦の腹部の接写といった記録作品に加え、長期保存に不向きな感熱紙に印刷した子どものエコー写真をモチーフにした未発表作品で構成する。同展のタイトル「(E)closion」は、日本語で羽化を意味し、「内に閉じた状態から開かれた外に出現する」という語源から着想を得たという。
小野久留美は1995年、栃木県生まれ。2019年にロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのファイン・アート学部を卒業した。在学中にアーティストのアネット・メサジェ(Annette Messager)に作品を提供したほか、ロンドンの美術館「テート・モダン(Tate Modern)」や、ソチのハイアットリージェンシーホテルでのグループ展に参加。現在は、東京と栃木を拠点に活動している。
■小野久留美 個展「(E)closion」会期:2022年7月9日(土)〜7月18日(月・祝)※7月11日、7月15日は休業営業時間:14:00〜19:00会場:rusu「ナオ ナカムラ」住所:東京都目黒区下目黒3-4-9入場料:無料
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