子どもの朝ごはんに“菓子パン” 「そんなジャンクなもん!」「たまにはいい」ぶつかり合うシングルマザーに賛否

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2022年06月30日 07:30  ORICON NEWS

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写真『毒フレ〜それでもママ友でいられますか?〜』(C)中島まお/comico
『毒フレ〜それでもママ友でいられますか?〜』(C)中島まお/comico
 3組のシングルマザーと子どもが暮らすシェアハウスを舞台に、ママ友同士のドロ沼愛憎劇が繰り広げられる漫画『毒フレ〜それでもママ友でいられますか?〜』(comico)。「ママ友」問題がリアルに描かれる同作は、夫のモラハラが原因で離婚した主人公の希美が、ルームメイトの“暴走”に巻き込まれていく。随所に見られる“いざこざ”は、作者である中島まおさんの経験談も元になっている。

【漫画】野菜嫌いの子どもに「たまにはいいよね〜」菓子パンを与えるママ友、「できるだけ手作りで!」猛反撃に賛否

■「ママ友がいると、毎日がより豊かになりそう」孤立したくない心理

――さっそく1話目から、子育てにまつわる価値観の違いから、シングルマザーたちがぶつかり合います。本作は「ママ友」が重要なキーワードですが、なぜ漫画で描こうと思ったんですか?

【中島まおさん】もともと夫婦関係がうまくいかなくなった女性を主人公にしようと思っていたんです。主人公の希美は、夫と離婚してシングルマザーになりました。シングルマザーにとって、ママ友は切っても切れないというか、とても大事な存在。味方にもなるし、敵にもなるというところを描きたくて、テーマに選びました。

――ママ友がいることで、楽しい反面、人間関係がこじれて悩みの種になる人も多いようですね。ネットでも、「ママ友いる・いらない」論争がたびたび起こります。

【中島さん】ママ友がいることの良さのひとつは、やはり共感してもらえること。そこは大きいと思うんですね。いらないという意見もすごくわかるんですけど、個人的にママ友はいたほうがいいんじゃないかと思っています。境遇が似ているなど、生活環境をふまえつつ親しくなれば、より分かり合えますよね。ママ友は、いなければいないなりに生きていけるんでしょうけど、いれば孤立を避けられますし、いたほうがより生活が豊かになるような気もします。

――やはり、日々のつらさを共感したいと思う女性が多いのでしょうか。

【中島さん】そういう人は増えているように感じます。SNSに書き込んで共感してもらえるのとはまた別の、対面での良さがありますよね。いる・いらない、どちらが正しいということはなく、要は気持ちのバランスなのかなと思います。

■タイプが異なるシングルマザーが織りなす、生々しい人間ドラマ

――シェアハウスでは、3組のシングルマザーと子どもが暮らしています。同じシングルマザーでも、性格やタイプがまったく違っていて、それもリアルです。

【中島さん】希美は、自分が我慢して、周りをよくしようと振る舞う女性。元夫のモラハラに耐えかねて離婚した経緯もあり、我慢して周りと同調する性格の主人公にしました。希美のように、自分の意見を言ったほうがいい場面でも、グッと我慢してしまう人は結構いると思います。それが悪いことではないんですけどね。いじらしいタイプの女性というか…。

――自分主導で依存する傾向もある花音が、トラブルを巻き起こします。1話では、子どもの朝食に菓子パンを与えたシーンが読者から注目されました。

【中島さん】花音はフリフリの洋服が大好きで、自分の都合のいいように周りを動かしたいタイプ。地雷系のキャラで、男性を通して自分のレベルを上げたいという依存傾向もあります。いわゆる“闇カワ系”の女の子なんですが、じつは、私が出会ってきた女性のキャラを合わせた感じで(笑)。

――もう1人が、関西弁で言いたいことをズバッと言う樹里ですね。

【中島さん】樹里は、サバサバ系のギャルママで、3人の中ではバランスを取る役割なのかなと思っています。でも、「子どもの食事は手作りでないと」と子育てに対するこだわりが強く、そのせいでちょっと危ういところもあって、後に問題が起こります。

――どのキャラクターもリアルで、実際にいそうなタイプです。

【中島さん】周りにいそうですよね。設定はぶっ飛びすぎないように、リアルな感じで考えました。先ほどの菓子パンの話でも、忙しくて手が回らないことってあると思うんです。エピソードも、ささいなことだけど共感してもらえるようなことを前提に描きました。

■「頑張る女性を描きたい」作者の想い

──漫画家になったいきさつを教えてください。

【中島さん】中学生の頃に『小さな恋のものがたり』や『姫ちゃんのリボン』などの漫画が好きで、「漫画家になろう!」と投稿を始めたのがきっかけですね。その後、高校の時に『りぼん』で賞をもらって、これは才能があるんだと思い込みました(笑)。それから漫画の専門学校に通い、専門学校時代にデビューが決まりました。

──紙の漫画と、本作のようにネットで読む縦スクロール漫画の違いはどんなところでしょうか。

【中島さん】漫画雑誌のように見開きではなく、縦読みで考えるので、エピソードやコマを作りやすいですね。ただ、1話ごとのボリュームはあまりないので、こまめに引きつける展開を作るようにしています。あとは、読者の反響がダイレクトにくるのが、すごくいいなと思います。いろんな漫画家さんがいらっしゃると思いますが、私はコメントを全部読んで、今後の展開をどうしようか考えるタイプ。読者の意見がすぐわかって、漫画に反映できるという良さがありますね。

――今後、どんな漫画を描いていきたいですか?

【中島さん】自分が女性なのでとくに思うんですけど、恵まれない境遇でも、なんとか頑張って生きる女性を主人公にして、その成長を描くことが楽しいんです。今後もいろんな設定の中で、頑張る女性をずっと描いていきたいです。

このニュースに関するつぶやき

  • 食事とか健康法とかでっけえお世話で口出ししてきた相手が自分より虚弱だったら、まあ笑うな。
    • イイネ!7
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