2022年も新型コロナウイルスの影響でマカオでのFIA F3/GTワールドカップ開催はなし

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2022年06月30日 13:30  AUTOSPORT web

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2020〜2021年はF4で争われたマカオグランプリのメインレース
FIA国際自動車連盟は、6月29日に行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルの決定事項として、2019年までマカオのギア・サーキットを舞台に争われてきたFIA F3ワールドカップ、FIA GTワールドカップについて、2022年も新型コロナウイルスにともなう制限のため、どちらも開催されないと発表した。

 伝統のマカオグランプリは、メインレースとして争われていたF3ワールドカップについては2018年までは日欧のF3上位ランカーたちが争うレースとして、2019年はFIA F3車両を中心に争われてきた。一方、マカオGTカップに2015年からFIAの冠がかけられたのがFIA GTワールドカップで、2019年まではふたつのワールドカップ、『ギアレース』として争われるWTCR世界ツーリングカーカップ、現地エントラントを中心に争われてきたツーリングカーカップ、マン島TTなどに出場するライダーが数多く出場していたマカオ・モーターサイクル・グランプリといったレースが開催されてきた。

 しかし、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020〜21年はFIA F3ワールドカップ、FIA GTワールドカップとも開催されず、メインレースのフォーミュラはミゲール製のF4で、マカオGTカップはマカオ、香港、中国のドライバーを中心に争われた。

 2022年に入り少しずつ渡航制限は緩和されつつあるが、FIAは6月29日に行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルの決定として、F3ワールドカップについては「COVID-19のパンデミックに関する継続的な制限のため、GTワールドカップについては「COVID-19にともなう検疫制限がアジアで進行中で、関連するロジスティクス上の課題がある」として、どちらも2022年は開催されないとした。

 マカオグランプリでは、これらの決定についての対応はまだ発表していない。

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