ヤクルトの42歳・石川が通算3000投球回を達成 解説陣も言葉を失う「何を言ったら良いか分からない」

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2022年07月01日 07:03  ベースボールキング

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通算3000投球回の偉業を達成したヤクルト・石川雅規 (C) Kyodo News
◆ 「200勝、してほしいですよね」

 ヤクルトが敵地で広島に3連勝。

 連勝を4に伸ばし、ついにマジック点灯に王手をかけた。




 30日の試合は42歳のベテラン・石川雅規が先発登板。この日も緩急自在の投球で凡打の山を築き、5回までゼロを並べていく。

 ところが、1−0で迎えた6回。先頭の小園海斗に初球の変化球をフルスイングで捉えられ、打球はライトスタンドに飛び込む一発。ひと振りで1点を失い、同点に追いつかれてしまう。

 さらにつづく中村健人に二塁打を浴びて逆転のピンチを招いたが、ここからが左腕の真骨頂。犠打で一死三塁となるも、中村奨成はチェンジアップ1球で浅い中飛に打ち取って二死。菊池涼介も捕邪飛に仕留め、逆転は阻止した。



 石川は6回・76球、被安打4で無四球・4奪三振の1失点。援護に恵まれず5勝目とはならなかったが、石川の粘りがチームにも通じたか、延長12回の死闘の末に4−2で勝利。

 ヤクルトは両リーグ最速の50勝到達となり、1日のDeNA戦に勝利すれば早くもマジックが点灯する。


 6月30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は、ベテラン・石川の奮起を手放しで称賛する。

 大久保博元氏は「3000投球回ですか……。もう何を言ったら良いか分かりませんね」と偉業達成を祝福。

 つづけて「小さな体で節制に節制を重ねて、自分のピッチングスタイルというものを確立してきた。去年からはストライクゾーンの中で勝負をするという形を徹底していて、本当に200勝するんじゃないかという投球を見せている。してほしいですよね」と語り、あと「19勝」としている大偉業に向けても期待を寄せた。

 同じく番組に出演した金村義明氏も「ただただすごい」と驚き混じりのコメント。「ヤクルトの強さは石川と青木というベテランに、中堅どころでは小川と山田。そして若い村上と、非常にうまくバランスが取れていますよね」と付け加え、好調の要因として“ベテランから若手までの融合”がうまく行っている点を強調した。


 もし7月1日にマジック点灯となれば、1965年の南海が記録した「7月6日」を更新する2リーグ制後の最速記録となる。

 どうにも止まらないヤクルトの快進撃。このままリーグ連覇、日本一連覇に突き進んで行くのか。7月戦線は「ヤクルト対5球団」から目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』




【動画】延長12回の死闘の末に…6月30日:広島−ヤクルトのハイライト

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