ビルバオを率いる難しさも…バルベルデ新監督が意気込む「ワクワクするような挑戦」

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2022年07月01日 17:54  サッカーキング

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アスレティック・ビルバオの監督に就任したバルベルデ氏 [写真]=Getty Images
アスレティック・ビルバオの監督に就任したエルネスト・バルベルデ氏が、新シーズンに向けて意気込みを示した。6月30日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 6月24日に行われた会長選挙の結果、1万979票を獲得して第33代会長に当選したホン・ウリアルテ氏。公約として、新監督にバルベルデ氏の招へいを掲げており、6月30日に就任することが正式に発表された。

 自身3度目となるアスレティック・ビルバオの監督に就任したバルベルデ氏は「契約は1年だけど、どのくらい続けるかはわからない」と前置きしつつ、「3度も監督をやるのは、普通ではないね。難しい挑戦だけど、楽しみなんだ。心のクラブであるアスレティック、そしてチームにも期待している。私はここの出身だから、共に取り組んでいかなければならない」と新シーズンに向けて意気込みを示した。

 またバルベルデ氏は、オファーを受けた理由として「どこに居ようとも、アスレティックのドレッシングルームの重要性は分かっている。だからこそ、試してみようと決断した。ワクワクするような挑戦」と告白。続けて「オファーを受けた時、刺激的で複雑な気分だった。(かつて指揮していた頃)まさかこんなことになるなんて、と思う瞬間もあったからね。アスレティックのドレッシングルームのことはよく分かっているつもりだけど、それだけでは不十分だということも理解しているんだ」と独自の哲学を掲げるアスレティック・ビルバオを指揮する難しさを口にした。

 2015年夏にはスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スーパー杯)でバルセロナを下して、アスレティック・ビルバオにタイトルをもたらしたバルベルデ氏。チームのプレースタイルを熟知している同氏は「チームやクラブのスタイルは、ここにいる人たちがやっているリズムゲームみたいなもの。私たちはどのようなプレーをすればファンを熱狂させることができるか知っているし、彼らを味方につけなければならないことも明らかだ」と披瀝。さらに「ファンは常に、ただそこにいるわけではない。ハイテンポのプレーを望んでいる。時には激しすぎるプレーもあったけど、それが仲間を夢中にさせるんだ」とファンの心を掴むプレーを目指すと語っている。

 現在58歳のバルベルデ氏はアスレティック・ビルバオなどでプレーし、現役引退後は同クラブで指導者キャリアをスタートさせた。2003年夏から2005年夏までアスレティック・ビルバオの監督を務めると、エスパニョールやビジャレアルなどで経験を積み、2013年夏に“ロス・レオネス”の指揮官に復帰。2013−14シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得や2015−16シーズンのスーパー杯優勝など、多大な功績を残した。2017年夏にバルセロナの監督に就任したが、2020年1月に解任。その後は、フリーの状態が続いていた。

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