感染症で両耳を失った猫 まん丸な顔が「たまらなくキュート」と人気に(米)<動画あり>

1

2022年07月02日 05:11  Techinsight Japan

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

聴力にほとんど問題がなく元気いっぱいの猫(画像は『Nora Jean the Earless Queen! 2022年4月5日付Instagram「Nora! Get off the coffee table!」』のスクリーンショット)
日本で「ドラえもん」は国民的人気キャラクターとして知られるが、このほどアメリカでドラえもんのように両耳を失った猫が人気となっている。この猫の耳は感染症のため、手術で耳介を切除しなければならなかったようだ。『The Mirror』『Metro』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

2020年1月のこと、米ウィスコンシン州にある「デーン郡動物愛護協会(Dane County Humane Society)」が1匹の耳のない雌の猫のためにFacebookを通じて新しい家族を募った。

猫は同協会に保護される前は、長いこと路上暮らしをしていたようだ。そんな生活を続けていく中で耳に感染症と耳介血腫を患ってしまった。幸いにも地元住民がそんな猫を見かねて保護し、同協会が世話をすることになったという。

ところが猫の耳はかなり化膿していたことから、対応した獣医は最終的に耳介全体を切除するしかなかったそうだ。その後、両耳を失った猫は新しい家族を探すことになったが、Facebookに投稿された毛糸の耳をつけた愛らしい姿に注目が集まり、すぐに新しい飼い主が見つかった。

猫は同州デーン郡在住のエイチ・ドゥーエさん(H. Due)と妻のメーガン・サイモンさん(Megan Simonson)に迎えられ、“ノラ(Nora)”と名付けられた。ドゥーエさんは何匹かペットを飼っているが、動物病院で看護師として働いていることから障がいを抱えた犬や猫を家族として迎え入れることが多いという。

その中で片目の犬“ジェリー(Jelly)”と3本脚の犬“マチルダ(Matilda)”がおり、ノラはいつもマチルダに寄り添って眠るそうだ。ドゥーエさんはそんなノラのために「Nora Jean the Earless Queen!」というアカウント名でInstagramを開設し、日々のノラの姿を写真に撮って投稿するようになった。


するとノラの耳のないまん丸顔に魅了された人から「かわいい」「たまらなくキュート」といった声が寄せられるようになり、現在は3万人以上のフォロワーが集まっている。また最近になってメディアがノラについて紹介したことで、さらにフォロワーが増えているようだ。


幸いにもノラは耳がないだけで聴力にはほとんど問題はなく、日常生活にも支障はないそうだ。そんなノラは他の猫と遊ぶよりもジェリーやマチルダと遊ぶことが多いという。ドゥーエさんとサイモンさんは、ノラのInstagramが動物保護施設にいる高齢や障がいのあるペットを多くの人が家族として迎え入れるきっかけになってくれることを願っているそうだ。



画像は『Nora Jean the Earless Queen! 2022年4月5日付Instagram「Nora! Get off the coffee table!」、2021年8月7日付Instagram「Sorry for not a lot of Nora spam!」、2022年5月29日付Instagram「SOMETIMES I JUST WANT TO SQUEEZE HER HEAD AND POP IT CUZ SHES SO BEAUTIFUL」、2021年1月14日付Instagram「One year ago. One year ago, these are the pictures that started it all.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

    前日のランキングへ

    ニュース設定