DeNAが全球インサイド攻めで「村上封じ」 谷繁氏「これは続けるべき」

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2022年07月02日 07:04  ベースボールキング

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DeNA・今永昇太 (C) Kyodo News
◆ 絶好調の村上に効果あり?

 1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演した野球解説者の谷繁元信さんが、ヤクルト・村上宗隆に対するDeNAバッテリーの攻め方について言及した。

 この試合で今永昇太と嶺井博希のDeNAバッテリーは村上に対し第1打席は内角ストレートでショートフライに打ち取り、第2打席でも5球すべて内角ストレートでレフトフライ。第3打席は初球カーブでショートフライに仕留めた。

 谷繁さんはDeNAバッテリーの配球について「1打席目は1球で決着がつくんですけど、2打席目に全球インサイドのストレートで抑えるんですよ。昨日の広島バッテリーもものすごくインサイドを攻め込んでいました。(村上は)直近の10本の本塁打のうち7本は変化球を打っていてそういうデータも出ているので昨日からかなり厳しい攻めをしている」と指摘。

「それで3打席目になるんですけど、(初球のカーブは)ちょっと前だったらホームランボールですよ。でも、昨日からインサイドに攻め込まれているため、ちょっとだけ踏み込みが弱く(身体が)開いてその分ミス(ショット)をした」と、内角への意識付けが効果をもたらしたと語り、「やっぱりこの男を止めない限りヤクルト(の独走)を止められないんですよ。どうやって止めるかという中で、昨日今日と広島とベイスターズがいい攻めをしてくれているので、これは(他球団も)続けるべきだと思います」と“村上封じ”に効果的な攻め方であるとの見方を示した。

 同じく解説を務めた齊藤明雄さんも「1試合はフォアボールになってもいいから徹底してインサイドを攻めて、次の2試合で打たさないというくらいの感覚でもいいと思います。相手の読みを外すという意味でも全球ストレートでいくような割り切りも必要だと思います」と同調。

 首位を独走するヤクルトを牽引する主砲をどう封じるかが、「ストップ・ザ・ヤクルト」への重要ポイントになるだけにセ・リーグ各球団の対応に注目が集まる。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』
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