攻撃的なツイートに「いいね」を返すとどうなる!?徹底調査の結果が衝撃「言葉のナイフで刺されても想像力で止血する」「感動した。ありがとう」

2

2022年07月02日 20:10  まいどなニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

まいどなニュース

写真ブログの人気が高まると同時に攻撃的ツイートも増加…
ブログの人気が高まると同時に攻撃的ツイートも増加…

「攻撃的なツイートに「いいね」を返すと何が起きるのか徹底調査しました」という、ゲムぼく。(@gamebokusan)さんのツイートが話題です。ゲムぼく。さんは、「ヤマザキ春のパンまつり研究家」としても知られる人気ブロガー。ブログの人気が高まると同時に、ツイッターを通して攻撃される機会が増えたそうです。

【写真】攻撃的なツイートに「いいね」を返すと何が起きるのか…徹底調査した内容を見る

以前から自分に対する攻撃的なツイートを見かけた際は、極力そのツイートに「いいね」をつけ、スクリーンショットを撮ったそのツイートを「時々見返していた」というゲムぼく。さん。徹底調査したというその衝撃の結果について、お話を伺いました。

「自戒と糧」のための「いいね」

ブロックやミュートではなく、ゲムぼく。さんが攻撃的なツイートに対して「いいね」をつけていたのは、「いつか、そういうつらい気分の人にも楽しさを提供できる記事を書けるようになるため」が理由。すると、意外な現象が起きていることに気づいたゲムぼく。さん。ゲームの攻略やデータ収集・分析を得意とすることから、今回の調査を徹底的に行なってみることにしました。

ほぼ全てが「人格否定の発言をしていた人」

ブログ記事によると、ゲムぼく。さんはまず、過去2年で自分が「いいね」をつけた攻撃的なツイートをさかのぼり、そのツイートの現在を検証。「誰にも頼まれてないのに自分への悪口を自分で見返して傷ついてきたぞ!」と自虐しながら、ある事実に気づきます。

「いいねしてたツイートが消されてるうえにブロックされてるゥゥゥゥ!」

全27件の攻撃的ツイートのうち、全体の59.2%にあたる16件のツイートが「いいね」をした後に削除、もしくはブロックされていたそうです。そこで、削除の理由を詳しく調査するため、攻撃的ツイートを、『〜〜のギャグがスベってる』『〜〜の記事の××がつまらない』などの行動否定と、『死ね』『キモい』などの人格否定に分類し、攻撃的ツイートの現在をクロス集計。すると、ゲムぼく。さん本人からの「いいね」を受けてツイートやアカウントを消した人のほぼ全てが、「人格否定の発言をしていた人」だったそうです。

データ収集後の、地獄の集計…

「なんだこの地獄の集計。やりながらめちゃめちゃ傷ついた」と嘆きながらも、「『自分はよくないことをした』と認識するだけの良心はちゃんと持ち合わせている」と証明されたという調査結果を振り返り、「心底『よかった』という気持ち」とブログに記していたゲムぼく。さん。

「攻撃力に全振りしてるから打たれ弱い説あるな」

「人を思いやる優しさと、打たれて傷つきながらも打ちひしがれない精神力がすごい」

「自分ならメンタル逝く。研究者として尊敬する」

「言葉のナイフで刺されても想像力で止血する。その生き方、考え方、尊敬します」

「大抵の人が攻撃的な発言に罪悪感を持てるということがわかって感動しました。ありがとう」

こんな絶賛のリプライが殺到した今回の調査結果について、ゲムぼく。さん。にお話を伺いました。

『心身が元気なときに見る』ことが大切

ーーブログの最後に「自分自身の心の平穏のために」と記していらっしゃいましたが、今回の調査・分析をしてみようと思われたのはなぜだったのでしょうか?

「自分の『いいね』欄を見返していたときにふと、『あれ? なんか、いいねしたはずのツイートが何個かなくなってる気がするぞ』と思ったのがきっかけです。よく見ると自分への攻撃的なツイートが複数なくなっていることに気づき、個人的にはそういう発見があると、『これは偶然なのか必然なのか、必然だとすればなぜなのか』ということをすぐ調べたくなってしまうタイプなので、調査・分析してみよう、と思いました」

ーー調査結果はある程度予測されていたものだったのですか?

「はい、予測していました。すでに自分の『いいね』欄で複数の実例を目撃していたからです。しかし、集計してみると予想以上の削除数ではありました。この点は意外であり、よい発見が得られました」

ーー「攻撃的に見える発言をぜんぶ『叩き』『アンチ』とひとくくりにするのは危険」「行動否定と人格否定(誹謗中傷)は別物」と、研究者として冷静に思考する反面、「ぼくはメンタルがバランスボールの上でやるジェンガよりもろい」「やりながらめちゃめちゃ傷ついた」とブログに記していらっしゃいましたね。調査中、メンタルを保つために心がけたことはありますか?

「まずは、『自分の心身が元気なときに見る』ということが大切です。例えばぼくで言えば、おいしいごはんを食べてお菓子も食べて、お風呂にも入ってスッキリして、みたいなときですね。そして、これはぼく個人の思想ですが、『世のなかのすべての人は善人でも悪人でもあり、加害者にも被害者にもなり得る』と思っています。もちろん自分自身も含めて。世の中はいつも複雑で、行ったり来たりで、人は皆グラデーションのなかを必死に泳いで生きているのだと思っています」

これがその人のすべてではない

「だから、否定的な声や攻撃的なツイートを見かけたときも、『でも、まあ、これがその人のすべてではないよな』と必ず思うようにしています。そりゃあ、ものすごくイヤな気持ちにはなるし、傷つくんですけど、でも、きっとその人にも人生があって。当然、日々嬉しいことや悲しいことがあって。今日がたまたま悲しいことがあった日かもしれなくて。それで、いつもはそんなことしないのに、なんとなくムシャクシャして石を思いっ切り蹴ったら、ちょうどぼくが目の前を通りがかって当たっただけかもしれなくて。

そして、明日、石を蹴ってしまうのはぼくかもしれない。仮に、人生を揺るがすような悲しい出来事があったとして、ぼくは『それでもぼくは石を蹴らない』と言える自信がない。それは、自分の人生において1日あるかないかくらいのことかもしれないけれど、その1日が明日ではない、とはぼくは言い切れないです。とにかく、『これがその人のすべてではないのだ』『明日は我が身かもしれないのだ』と思って、冷静に、しかし突き放さずに、人間同士として向き合うようにしています」

人は過去と行動を変えることができる

ーー調査結果を振り返り、「『自分はよくないことをした』と認識するだけの良心はちゃんと持ち合わせている」「心底『よかった』という気持ち」とブログに書いていらっしゃいましたね。

「『世の中のすべての人は善人でも悪人でもあり、加害者にも被害者にもなり得る』という思想が自分なりには証明できたと思って、満足しています。もちろん、ツイート削除にはさまざまな理由があって、例えば、『反省したから消した』というケースもあれば、『後々面倒なことにならないよう保身のために消した』とか『びっくりして何となく消した』とか、『全然違う理由でたまたま消しただけ』とかもあるでしょう。

ただ、いずれにしても、自分の過去の行動を撤回した、という点では一緒なんですよ。理由はどうあれ、人は過去と行動を変えることができるんです。それがプラスに働くこともあれば、マイナスに働くこともあるでしょうけど、そうやって行ったり来たりしながら、みんな一生懸命生きているんです。敵とか味方とか、いい奴とか悪い奴とか、便利な言葉はいろいろありますけど、結局まあ、みんな同じ人間なんだよな、と個人的には改めて思いました」

ーー今後も攻撃的なツイートに対して、「いいね」をつけ続けますか?

「気分によります。人の善悪を決め切らない思想もそうですが、ぼくはグラデーションの世界が好きなので、『いいね』も、つけたりつけなかったりすると思います」

◇ ◇

ゲムぼく。さんがブログに記していたように、攻撃的なツイートに「いいね」をつけることにはリスクもあります。それでも、「今回の記事が少しでも誰かの心身の健康につながればいいな、と思っています」と、ゲムぼく。さん。

「SNS」上の攻撃に対して、ゲムぼく。さんのように、冷静に、「突き放さずに」人間同士として向き合うのは少し難易度が高そうですが、もし不条理に攻撃された場合はまず、今回の調査結果を思い出してみるといいかもしれませんね。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)

動画・画像が表示されない場合はこちら

このニュースに関するつぶやき

  • 🦕私の発言をぜんぶ『荒らし』とひとくくりにするのは危険です!🦖🦎
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定