元フジ人気アナ・寺田理恵子さんショック 大学時代にアンナミラーズでアルバイト「閉店前にもう一度、あの味を」

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2022年07月03日 07:00  まいどなニュース

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写真フリーアナウンサーの寺田理恵子さん(提供)
フリーアナウンサーの寺田理恵子さん(提供)

 元フジテレビアナウンサーで現在はフリーで活躍する寺田理恵子さん(60)。聖心女子大学在学中にテレビ朝日系の人気番組「クイズタイムショック」でアシスタントを務め、フジテレビ入社翌年には「オレたちひょうきん族」2代目アシスタントに抜てきされお茶の間の人気者になりました。そんな寺田さんが学生時代、人生初のアルバイトに選んだのはレストラン「アンナミラーズ」でした。

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 国内最後の店舗、高輪店が8月末で閉店と知った寺田さんは「ショックです。寂しいです」。「アンナミラーズは私の思い出の店です。閉店前にもう一度、あのパイを食べてみたいです」という寺田さんに当時の思い出を語ってもらいました。

「アンナミラーズで学んだのは気配りです」

 アンナミラーズといえば何と言っても制服のかわいらしさが人気ですが、寺田さんも制服にあこがれて応募したのでしょうか。

「親友がアンナミラーズでバイトしない?って誘ってくれて。『制服かわいいね。2人一緒ならやりたいね』と申し込んだら2人とも合格しました。自由が丘店でした。制服はピンクとオレンジがあり、ピンクをよく着ていた記憶があります。白い靴まで決まっていて。『RIEKO』の名札もつけさせてもらいました。当時はテニスブームの真っ只中で、スコートの下に履く見えても大丈夫なインナーをアンミラの制服の下に着ていました。バイトの先輩がスカートの中が見えてしまわないようにと『物を拾うときは膝を曲げて拾ってね』と教えてくれました」

 客席は近隣の学生たちで活気にあふれ、夜には有名芸能人も多く訪れていたそうです。

「当時の自由が丘は学園の街でしたので、店内はとにかく学生が多かったんですよ。日中は学校帰りの高校生や大学生たちでいっぱいでした。私は慶應のサークルに入っていたんですが、サークル仲間やお友達がよく来てくれました。夜には有名な俳優さんがお仲間と来られてはワイングラスを傾けていらっしゃいました。すごく印象に残っています。常連のタレントさんもいました。キラキラした青春時代、アンミラで楽しませていただきました(笑)」

 トレンディドラマのような世界を想像してしまいますが、同チェーンは老舗食品メーカーの井村屋グループが運営しており、研修や業務内容は厳格だったといいます。

「店長や女性のチーフ、先輩たちが接客業のマナーをしっかり教えてくれました。ケーキの切り方やお皿に載せる位置なども特訓してもらい、切りそこなったケーキを休憩時間に格安なお値段でいただいていたら、3カ月で3キロ太りましたが(笑)。中でも一番学んだのは気配りです。お客様に対しお尻を向けてはいけないと教えられ、店内をまんべんなく見渡し、食べにくそうにしている方にはフォークをお持ちしましょうかと声をかけたり、お子さん連れにはお皿を追加したり。困っている方はいないか、何か不備はないか、常に気を配っていました」

面接会場の乱雑な椅子とゴミ…寺田さんがとった行動とは

 アンミラで学んだことが、寺田さんの人生を決める「あるオーディション」で自然と発揮されます。

「学生のときに『クイズタイムショック』のオーディションを受けたんです。今でも覚えていますが、面接の部屋に入ったら椅子が何脚も乱雑に置かれていたんです。床にはゴミまで落ちていました。私はアンミラで鍛えられていたせいか、ゴミが気になってしまったので、面接官の元に向かう途中でゴミを拾いました。椅子がぐちゃぐちゃなのも気になり、面接官にあいさつしたあとに椅子を並べてから座ったんです。結果は合格。あとになってその行動の評価が高かったと聞きました。私は容姿がいいわけじゃないんで、気配りで受かったんじゃないかと思います」

 寺田さんは新人時代から人気を博し、ベテランの共演者相手に存在感を放ちます。

「タイムショックのアシスタントは回答者の椅子のベルトを締める仕事があります。クイズ番組の収録で緊張する素人の方のベルトを締めながら、ちょっとした会話で気持ちをほぐせるようにしました。フジテレビに入ってからは、愛川欽也さんや桂三枝(現文枝)さん、高田純二さんら名司会者の方たちのアシスタントをずっとやっていました。プロデューサーから言われたのは『番組全体を見て進行を』ということ。司会者はどんな進行をしようとしているか、ゲストの中で困っている人はいないか、視聴者の方は何を見たいと思っているか。そこにも気配りが必要でした」

「もう一つ、忘れてならないのは相手を笑顔にさせることでした。アンミラでの接客ではお客様に気持ちよくお食事をしていただいて、笑顔あふれるひとときを過ごしていただくことがサービスだと思って働いていました。それはテレビ局での仕事にも通じています。ゲストと視聴者の皆さんに楽しんでもらえることが原点です。気配りと笑顔は局アナの仕事でも役立ちました。今の私の生き方にも通じることじゃないかと思っています」

 現在、寺田さんは認定心理士の資格を取得したり、ボランティアで高齢者向けサロンを開いたり、アナウンサー以外の活動も精力的に行っています。

「私ね、皆さんが笑顔になってくれることがすごくうれしいんです。怒っている人がいると、どうして怒っているんだろう、何をしてあげたらいいんだろう、悩んでいる人には何で悩んでいるんだろうと気になっちゃって」

 自身の仕事の原点ともいえるアンナミラーズ。寺田さんは「人生で一番最初のアルバイトがアンナミラーズで、接客業をしっかり教えていただけてよかったです」と初バイト先への感謝の気持ちを表しました。

◆寺田理恵子(てらだ・りえこ)1961年7月東京都生まれ。聖心女子大学文学部卒業。1984年フジテレビ入社。1989年7月同局退社。フリーランスに転身後、2000年からは専業主婦として生活していたが、その間に父の死や母の認知症、夫の急逝を経験。2014年に再びフリーアナウンサーとして仕事を再開。近著に「『毎日音読』で人生を変えるー活力が出る・若くなる・美しくなる」「60代、ひとりで前向きに生きる」(いずれもさくら舎)がある。

(まいどなニュース・金井 かおる)

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