レンヌは、フランス代表DFサミュエル・ユムティティの獲得に向けてバルセロナとの交渉を進めているようだ。3日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
ユムティティはリヨンの下部組織出身の28歳。同クラブのトップチームで名を上げると、2016年夏にはバルセロナへと完全移籍した。しかし、負傷を抱えつつも強行出場したFIFAワールドカップロシア2018を境に、クラブの主力から失墜。2021−22シーズンはほとんどの試合でベンチを温め、公式戦わずか1試合のみの出場に終わり、今夏の退団が有力視されている。
そんななか、ユムティティの獲得に興味を示しているのが、昨季レンヌをリーグ・アン4位に導きヨーロッパリーグ出場権をもたらしたブルーノ・ジェネジオ監督だ。元リヨン指揮官の同氏は、シーズン開幕を前に補強について語り、古巣で指導したユムティティの獲得を強く希望していることを明かした。
「ユムティティは私が完璧に知っている選手だ。リヨンでの(指導者としての)下積み時代、そしてその後トップチームで監督を務めた際に指導し、その時期に絆が生まれた」
「誰もが彼の経歴とクオリティー、そして昨年の境遇を知っていると思う。だが彼はまだ高いレベルにあるし、我々はそのようなレベルにあるプレーヤーに関心を持っているんだ」
なお移籍に向けては、金銭面のハードルによりまだ合意には至っていないものの、現在進んでいる両クラブの交渉により移籍成立が近づいているとされている。