エアコンの「無謀なDIY」で破裂や発火のおそれ 設置や撤去、内部洗浄は「専門知識を持った業者に」

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2022年07月04日 17:10  まいどなニュース

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写真エアコン室外機が破裂(提供画像)
エアコン室外機が破裂(提供画像)

エアコンへの「無謀なDIY」で、破裂や発火などの事故が起こる可能性があると、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけています。近年、コロナ禍の影響もありDIYの人気が高まっていますが、エアコンに関する手入れや工事の中には、専門の知識や電気工事士の資格を要するものがあるといい、一般の消費者が作業を行うと事故の危険性があるといいます。

【動画】室外機が破裂する瞬間を見る

DIYによるエアコンの事故は年々増えている

NITEによると、エアコンの事故は年々増えており、2021年度は過去5年で最多の62件でした。この5年間の事故263件のうち、調査が完了している202件について事故原因別に分類すると、「原因不明」が82件、「製品の不具合による事故」が58件だったものの、専門知識がない人の作業による「『無謀なDIY』など製品の不具合以外による事故」も53件に上っていたといいます。

 その53件の事故について事象別に分類すると、「洗浄剤の付着などによる内部配線の発火」(16件)が最も多く、次いで、「室内機と室外機をつなぐ連絡線の途中接続部から発火」(13件)、「ねじり接続など、電源コードの発火」(9件)、「空気の混入による室外機コンプレッサーの破裂」(6件)などが挙げられたそうです。

調査結果を踏まえて同機構は、「『無謀な DIY』によるエアコンの設置・撤去などの工事やエアコンの内部洗浄は行なわずに、購入先である販売店・メーカーの窓口・専門業者などに相談をして専門の知識・資格を持った業者に依頼する」ことが大切だと述べています。

〜エアコン事故事例〜

▼「無謀な DIY」によるエアコン取り外し作業−室外機のコンプレッサーに空気が混入し破裂
2019年10月(愛知県・70歳代・男性・重傷)

【事故の内容】
使用者がエアコンを取り外していたところ、エアコン室外機が破裂し、負傷した。

【事故の原因】
使用者が配管等に残った冷媒を集める作業を誤った手順により実施したため、コンプレッサー内部に空気が混入して、コンプレッサー内部が異常高温・高圧状態となり、破裂したものと考えられる。
なお、取扱説明書及び当該製品本体には、「お客様自身で工事作業をしない。冷凍サイクル内に空気を混入させない。破裂する危険がある。」旨、記載されている。

   ◇   ◇

▼電源コードをねじり接続−接続部の接触不良で発火
2020年12月(静岡県・年齢/性別不明・拡大被害)

【事故の内容】
エアコンを使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。

【事故の原因】
エアコンの電源コードが途中でねじり接続されていたため、ねじり接続部で接触不良が生じて異常発熱し、火災に至ったものと考えられる。
なお、取扱説明書及び据付説明書には、「電源コードの加工、途中接続はしない。火災の原因になる。」旨、記載されている。

   ◇   ◇

▼「無謀な DIY」による連絡線の途中接続−接続部の接触不良で発火
2018年2 月(埼玉県・年齢/性別不明・拡大被害)

【事故の内容】
使用中のエアコン付近から出火し、壁の一部が焼損した。

【事故の原因】
使用者の知人が室内機と室外機を接続する連絡線を途中接続したため、接続部で接触不良が生じて異常発熱し、出火したものと考えられる。
なお、据付工事説明書には、「配線は途中接続しない。感電、火災の原因になる。」旨、記載されている。

   ◇   ◇

▼「無謀な DIY」によるエアコン洗浄−洗浄液が機器内部に浸入して発火
2020年1月(宮城県・50歳代・男性・拡大被害)

【事故の内容】
エアコンを使用中、当該製品内部及び周辺を焼損する火災が発生した。

【事故の原因】
使用者がエアコンの内部洗浄をした際、エアコン内部配線端子部に洗浄剤が付着したことにより、端子間でトラッキング現象(付着したほこりや水分により電気の通り道(トラック)が生成され、異常発熱する現象)が発生して出火に至ったものと考えられる。
なお、取扱説明書には、「洗浄は自身で実施せず、販売店又は事業者修理相談窓口に相談する。誤った使用方法で内部洗浄を行うと、発煙、発火する恐れがある。」旨、記載されている。

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