一見上手な“水棲生物系女子”のキャラ絵が、プロの添削で存在感抜群に 陰影をつける魔法のテクニックに迫る

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2022年07月05日 09:01  リアルサウンド

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動画サムネイル(https://www.youtube.com/watch?v=Fo8JHoPZqwU)より

 チャンネル登録者数100万人を突破し、勢いにのるさいとうなおき氏のYouTubeチャンネル。「ポケモンカード公認イラストレーター」としても活動するさいとう氏は、7月2日に「【気まぐれ添削95】厚塗り、上手く描く方法が知りたい!」と題した動画を公開し、その魔法のようなテクニックに視聴者から多くの反響が寄せられている。


(参考:【写真】プロの添削により見事に陰影と立体感が生まれ、生まれ変わっていく“水棲生物系女子”キャラ


 さいとう氏は視聴者のイラストに対して上達のためのアドバイスを送る「気まぐれ添削」と題した動画シリーズを発信中。2019年10月1日にチャンネルは誕生し、以降、着実にファン数を拡大。登録者数は100万人の大台を突破している(※7月4日確認時)。


 今回添削するのは、ペンネーム・まちのうしさんから寄せられた『クラムボン』と題したイラスト。海で自由に暮らす水棲生物の女の子が描かれていて、非常に幻想的な雰囲気だ。しかし、まちのうしさんは「厚塗りが好きなのですが、色が濁ってしまったり、物体と物体の間がはっきりせず、ぼんやりとした印象になってしまいます。どうしたら厚塗りでも、メリハリのある絵に出来るでしょうか?」と悩みを抱えているという。


 これを受け、さいとう氏は「クラムボンちゃん(※ちなみにクラムボンとは宮澤賢治の短編小説に出てくる謎の水棲生物のこと)すごくかわいいですし、ポーズも良いと思います。ぷかぷか笑っている感じが愛らしくて、非常に素敵だと思いますよ」と語った。


 続けて「でも、確かにぼんやりした印象もあるかもしれないです。今回はそんなところに着目して、変化させたいと思います」と語り、「今回は最初に結論を言っちゃいます。厚塗りで、全体をぼんやりさせないためには陰影表現がとても重要です!」とズバリ指摘した。つまりこのクラムボンちゃんに陰影がついてないことが、ぼんやりした印象に繋がっているというのだ。


 その上で始まった添削作業。出来上がったさいとう氏の作品は、確かに明暗の差がはっきりとしていて、キャラクターの存在感が際立っている。さらに立体感も加わっていて、画面全体が引き締まった印象だ。キャラクターの周辺を明るくすることで、作品自体の華やかさが、ググッと増している。


 相変わらずの魔法のようなテクニック。この動画に視聴者からは「元々素晴らしいイラストがどんどん良くなっていく…!」「センスとして括られそうなものを、テクニックとして言語化、修正できるのすごいなぁ」など、称賛の声が続々と寄せられている。


 詳しくは動画を見ていただきたいが、絵を描かない人でもさいとう氏のテクニックには驚かさせることだろう。気になる人はぜひ、さいとう氏のチャンネルをチェックしてみよう。


(中山洋平)


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