レアル・マドリードに所属するスペイン代表FWルーカス・バスケスが、2021−22シーズンを振り返りつつ、2022−23シーズンに向けた意気込みを語った。5日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
現在31歳のL・バスケスはレアル・マドリードの下部組織出身。リザーブチームやエスパニョールでのプレーを経て、2015年7月にレアル・マドリードに加入。同クラブでここまで公式戦281試合に出場し29ゴール54アシストを記録し、数々のタイトル獲得に貢献している。
21−22シーズンは公式戦41試合に出場したL・バスケス。途中出場での起用も多かった同選手は、「大切なのはチームに貢献すること。スタメンで出たい気持ちはあるが、自分の出番がないときは、ベンチから全力を尽くさなければならない。できるだけ多くの試合に出場し、毎年その数を増やしていくこと常に頭の中にあるよ」とコメント。前人未到14度目の優勝を果たしたチャンピオンズリーグ(CL)については次のように振り返った。
「クレイジーな大会だったね。あきらめないこと、最後まで信じること、全員が同じ方向を向いて戦うこと、チーム全体にそんな気持ちがあったから勝ち上がれたと思う。ありきたりな表現だが、そういうことなんだ。ファンのおかげで重要な場面でとても良いプレーをすることができた。選手全員がチームの可能性を信じたからこそ、決勝でプレーすることが可能になった。誰にとっても特別なCLだったね」
これまで左右のウイングなど、攻撃的なポジションで起用されることが多かったL・バスケスだが、最近は右サイドバック(SB)での起用も目立っている。右サイドバックでの起用については、「当初は満足できなかったし、楽しくなかった。でも、試合を重ねるごとにより快適に、より良い状態でプレーできるようになったと思う。今は毎試合そこそこ楽しんでプレーしているよ」と、SBでのプレーにも徐々に慣れてきていることを明かした。
間もなく開幕を迎える2022−23シーズン。ラ・リーガ、CL、コパ・デル・レイ(国王杯)、UEFAスーパーカップ、スーペルコパ、クラブワールドカップと、最大で6つのタイトル獲得が可能となる。新シーズンに向けてL・バスケスは次のように意気込みを語った。
「僕たちの目標は、すべてを勝ち取ることだ。そのために謙虚な気持ちで取り組んでいくつもりだ。6つのタイトルを獲得するためにすべてを捧げるよ。21−22シーズンは素晴らしい成績だった。存分に楽しみ、祝い、良い時間を過ごした。でも今はプレシーズに入ったんだ。新たなタイトルを勝ち取ることをすでに考えているよ」