マンC、リージョ氏の後任は内部昇格のボレル氏に決定…マレスカ氏のコーチ復帰も発表

マンチェスター・Cは5日、2022−23シーズンからロドルフォ・ボレル氏が同クラブのアシスタントコーチを務めることを発表した。

　2021−22シーズンまでマンチェスター・Cのアシスタントコーチはフアン・マヌエル・リージョ氏が務めていたものの、カタールのアル・サッドで監督キャリアを再スタートさせることに伴い、同シーズン限りでの退任が決まっていた。かつてミケル・アルテタ氏（現アーセナル監督）も務めた同ポジションの後任には注目が集まっていたが、2014年からクラブに在籍しているボレル氏が内部昇格する形で同職に就く運びとなった。

　また、ボレル氏の昇格に伴い、ジョゼップ・グアルディオラ監督を支えるコーチ陣の1枠が空くことに。同ポジションにはクラブをよく知るエンツォ・マレスカ氏が復帰することが決まっている。

　マレスカ氏は2020−21シーズンにマンチェスター・CのU−23チームをプレミアリーグ2（U−23リーグ）制覇へ導くと、2021年5月に同クラブを離れ、パルマでトップチームの監督に就任することが決まっていた。しかし、元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンらも在籍していたクラブでは期待されていた成績を残せず。セリエBで昇格圏から勝ち点差を離されると、同年11月に解任が発表されていた。

　マンチェスター・C復帰に伴い、マレスカ氏はクラブの公式HPにてコメントを発表している。

「世界で最も大きなクラブの1つであるマンチェスター・Cに戻ることができ、非常に嬉しく思っています。かつてU−23の監督を務めたシーズンに、このクラブの選手やスタッフがいかに優秀であるかを目の当たりにし、多くのものを得ることができました」

「ペップが私に、今度はトップチームのコーチングスタッフとして戻ってくるように言ってくれたことを誇りに思っています。新シーズンに彼と選手たちを手助けすることが待ちきれません」

　また、クラブのディレクター・オブ・フットボールであるチキ・ベキリスタイン氏は「我々は、エンツォがマンチェスター・Cに戻ってくることを喜ばしく思っています。U−23の監督として成功を収めた彼がクラブを去っていくのを残念に思っていましたが、彼をクラブに呼び戻す機会を逃したくはありませんでした。様々なリーグでの経験、このクラブの多くのスタッフや選手との関係値は、ペップや彼のチームにとって貴重な財産になることでしょう」と語っている。