「ZARA」擁するインディテックス傘下の3ブランドが中国から撤退、EC閉鎖へ

「ザラ（ZARA）」を擁するインディテックス（INDITEX）傘下の「ベルシュカ（BERSHKA）」「プル＆ベアー（PULL & BEAR）」「ストラディバリウス（STRADIVARIUS）」が、中国向けの公式オンラインストアと、アリババ（ALIBABA）が運営するEC「Tモール」内のストアを7月31日をもって閉店すると発表した。同3ブランドは昨年中国における実店舗の営業を終了しており、今回のオンラインストアの閉店をもって中国市場から完全撤退する。

　3ブランドの各オンラインストアでは、8月31日までカスタマーサービスを提供するという。
　インディテックスは「新しい顧客体験を提供するには適していない」として、2022年までに小規模店舗を最大1200店舗閉店する計画を発表。日本でも、ベルシュカが国内1号店である渋谷店の営業を7月18日に終了する予定で、同店の閉店をもってベルシュカの日本国内の実店舗はゼロとなる。オンラインストアは引き続き営業する。
　なお、ザラや「オイショ（OYSHO）」「マッシモ ドゥッティ（MASSIMO DUTTI）」「ザラ ホーム（ZARA HOME）」の4ブランドは、中国での展開を継続するという。