首位打者に犠打命じたBIGBOSS采配… 解説陣が指摘「もったいなく思えた」

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2022年07月07日 07:34  ベースボールキング

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日本ハムのBIGBOSS・新庄剛監督[写真=北野正樹]
◆「同点を狙いにいくのもわかるんですけど…」

 日本ハムは反撃及ばず3連敗。借金が今季ワーストの「20」に膨らんだ。

 6日のロッテ戦は4回に逆転を許すも、じわじわと追い上げ1点差で終盤へ。8回にはイニング先頭の1番・淺間大基が左安打で出塁し、パ・リーグ首位打者の2番・松本剛が打席に入る好打順。一気呵成の攻撃を仕掛けるかと思われたが、ここでBIGBOSSが下した采配は「送りバント」。松本剛は期待に応え犠打を成功させたものの、続く3番・近藤健介が三邪飛、4番・野村佑希が遊ゴロに倒れ得点ならず。あと1点が遠かった。

 6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に番組MCとして出演した野村弘樹さんは、8回無死一塁から打率.346の首位打者・松本剛に犠打を命じた日本ハムベンチの作戦について、「同点を狙いにいくのもわかるんですけど、松本に対してのバントは、投げる側からするとちょっと助かったかなという風にも感じるし、手堅くいったなとも言えるんですけど…」と疑問を提起。

 この場面について、同じく番組に出演した野球解説者の井端弘和さんは「パ・リーグで一番打率が良いバッターですので、やっぱり打ってこられたほうが相手は嫌だったのかなと思う」と野村さんの意見に同調。「(松本剛は)小技も利くので、カウント良ければエンドランとか、前の打席ではライト線へ二塁打を打ってましたし反対方向に打つのも上手いので、もしかしたら一二塁間を抜けて一・三塁とか、チャンス拡大して逆転まで狙えたのかなとも思いましたね」と、強攻策に踏み切るには絶好の打順の巡りだったとの見解を示した。

 「手堅くいってるとも言えるんですけど、もったいなく思えた」と野村さん。結果を受けての“たられば”は禁句だが、松本剛に強攻策を命じていれば…と思わずにはいられない試合展開だった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


【動画】日本ハムは1点及ばず…ロッテ戦のハイライト

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