市川海老蔵「1日で何かが変わることではない」 團十郎襲名へ心境明かす

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2022年07月07日 10:03  ORICON NEWS

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写真『十三代目市川團十郎白猿襲名披露』会見に登壇した市川海老蔵 (C)ORICON NewS inc.
『十三代目市川團十郎白猿襲名披露』会見に登壇した市川海老蔵 (C)ORICON NewS inc.
 今年11月から2ヶ月にわたり東京・東銀座の歌舞伎座で行われる『十三代目市川團十郎白猿襲名披露』の演目が7日、発表され、同日に行われた会見に市川海老蔵(44)、堀越勸玄(9)が出席した。

【動画】堂々たるあいさつをする堀越勸玄

 海老蔵が「十三代目市川團十郎白猿」、海老蔵の長男の勸玄が「八代目市川新之助」を襲名しての初舞台となる。

 十一月吉例顔見世大歌舞伎(11月7日〜28日)の昼の部では「外郎売」と「勧進帳」、夜の部では口上と「助六由縁江戸桜」が、十二月大歌舞伎(12月5日〜26日)の昼の部では「押戻し」と「毛抜」、夜の部では口上と「助六由縁江戸桜」が演目となる。いずれも歌舞伎十八番。『十一月吉例顔見世大歌舞伎』で團十郎を襲名する海老蔵は『勧進帳』で武蔵坊弁慶、『助六由縁江戸桜』で花川戸助六実は曽我五郎を、新之助を襲名する勸玄は『外郎売』で外郎売実は曽我五郎、『助六由縁江戸桜』で福山かつぎを務める。

 海老蔵は「2020年の5月から始まる予定ではございましたが、ご承知の通りコロナ禍という中で約2年半、襲名披露興行が延期という形となっておりましたが、皆様のご指導のもと、11月、12月の歌舞伎座を皮切りに地方各都市を回らせていただく興行ができることと相成りました」とあいさつ。「約2年の長期にわたっての襲名披露興行でございます。私自身も心身ともに十分に配慮しながら皆様のご期待に応えられるような團十郎に。また、歌舞伎がより一層の発展となりますように賢明に努力いたします」と誓った。

 2年半延期になった襲名披露が動き出した。海老蔵は「世界的なことで、自分たちでどうにかなるような状況ではございませんでした。ですから、各々が各々の苦労をした2年半でした。役者も会社も、そして歌舞伎をご覧になる方も」と率直な思いを明かす。「まだコロナ禍は続いておりますけど、このような襲名披露興行が執り行えることで、何か新しい光になれるように。歌舞伎関係者の皆が願っていますので、それに応えられるように。2年間、ある意味で準備期間をいただいたと思って」と前を向いた。

 いずれも團十郎として初めて臨む演目となる。「私の中身がいきなり変わるわけではございません。名跡が変わることで魔法のように1日で何かが変わることではない」とする。「倅(せがれ)のように私も父の背中を見ながら、父の襲名披露興行を見ていました。その時、父が大変、苦労していた姿も見ています。そこで自分自身が苦しみ、足掻く、しかし歌舞伎に向き合う、そういうような自分に期待しながら。新しいものではなく、父から教わった市川家由縁の芸である歌舞伎十八番の中の助六や弁慶を務められるようにしていきたい。私の精進によれば、お客様の目には変わったんじゃないかと思われるようにやりたい」と力強く語った。

 襲名披露は、2020年5月に開催予定だったが、政府からの緊急事態宣言を受け延期を決定。5月に松竹の公式サイトで「この度、約2年6カ月の時を経て延期しておりました『十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台』の公演を、令和4(2022)年11月、12月の2カ月間にわたり歌舞伎座にて開催する運びとなりました」と報告していた。


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