20年前のGBAソフト「どうぶつ島のチョビぐるみ」を今でも攻略していた人にまさかの奇跡 「最後の鍵」はずっと身近にあったドラマみたいな本当の話

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2022年07月07日 20:00  ねとらぼ

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写真奇跡的なドラマを生んだ「どうぶつ島のチョビぐるみ」
奇跡的なドラマを生んだ「どうぶつ島のチョビぐるみ」

 19年前からどうしても解けないゲームの謎が、夫が偶然持っていた“あるアイテム”のおかげで攻略できた――。奇跡的なエピソードがTwitterで注目を集めています。編集部は話題の主、らげしばさんに詳細を聞きました。



【らげしばさんの一連のツイートを見る】



 らげしばさんを悩ませていたのは、2003年にロケットカンパニーが発売したゲームボーイアドバンス(GBA)用ソフト「どうぶつ島のチョビぐるみ」。『なかよし』に掲載されていた同名漫画が原作です。手帳に友だちや有名人などのプロフィールを入力すると、それに応じて「チョビぐるみ」が登場。彼らを大勢招いて島での生活を楽しむコミュニケーションゲームです。



 らげしばさんは子どものころから遊んでいましたが、チョビぐるみには特殊な条件で登場するものもあり、発売から10年以上遊び続けても、全部はなかなかそろいません。その後攻略ブログを立ち上げたところ、協力してくれる人も現れて、チョビぐるみはコンプリートに近づいていきましたが、最後の1つ「ニジのおうじさま」の出現条件は長らく判明しないままでした。



 しかし、同作の開発に携わっていたHikaru HoriuchiさんのSNSアカウントを、協力者が発見してコンタクトをとったことから事態は急転。思い入れのあった作品のファンからお願いされたとあって、Horiuchiさんも開発当時の関係者に呼びかけるなど尽力してくれたのです。



 そしてHoriuchiさんのおかげで、とうとう「ニジのおうじさま」に関する有力な情報が判明。それは「GBA2台を通信ケーブルで接続し、それぞれ『どうぶつ島のチョビぐるみ』と、ロケットカンパニーが同年に発売した『ガチャステダイナデバイス2』を起動して通信する」というものでした。確かに当時GBAではこうした通信ケーブルを使ったお遊び要素がしばしばありましたが、これは自力で気付くには難易度が高すぎる……!



 ともかく、あとは実際に「ガチャステダイナデバイス2」を手に入れ、情報が本当かどうかを検証するだけ。らげしばさんはさっそく、中古ショップでソフトを捜索……しようとしたそのとき、まさかのドラマが発生しました。夫のてぃがががさんが、急に「ガチャステダイナデバイス2持ってるよ俺」とツイートしたのです(現在はバズりすぎたせいか鍵垢に)。攻略の鍵は青い鳥のごとく、身近な場所にずっといた……!?



 夫が学生時代にワゴンセールで入手していたという“鍵”を自宅から発見し、らげしばさんは大興奮。2本のソフトを連携したところ、Horiuchiさんの情報は事実と判明――つまり、長年追い求めていた「ニジのおうじさま」が、とうとうどうぶつ島に姿を現したのです。



 長年研究していたゲームを解く鍵を、夫が結婚前から持っていたというよもやの展開。一連の投稿は、「とんでもねー奇跡を見た」「これは運命の赤い糸」「夫こそ本物のおうじさまだったんだ……」と大きな反響を呼びました。



 編集部は念願を果たしたらげしばさんと、てぃがががさんに詳しい話を聞きました。



●らげしばさん夫婦インタビュー「ゲームは仲良くなるきっかけの1つだった」



―― 「どうぶつ島のチョビぐるみ」はいつごろから遊んでいましたか?



らげしば:小学生のときに友だちから長いこと借りて遊んでいたのですが、返したあとでどうしても自分でも欲しくなって入手しました。中学生になってからもずっと攻略を続けていた記憶があるので、自分のソフトなのか再度その友だちから借りたのか覚えていません……。



―― 思い入れなどあればぜひお聞かせください。



らげしば:初めてプレイしたときはどんなチョビぐるみが登場するのか、わくわく感がたまらなかったです。自分の好きな収集要素もあって純粋に楽しくプレイしていました。プレイ目的が「攻略」になってからは、 「苦しい」「地獄だ」「早く終わらせたい」という気持ちでしたが(笑)、もう執念だけでプレイしていました。やめろと言われてもやめられません。協力していただいているかたからお声掛けがくるまで、基本的に1人でやっていたのでつらかったです。



―― Hikaru Horiuchiさんとはどのような経緯でやりとりするようになったのでしょうか。



らげしば:まず協力者の方から「Horiuchiさんへオウジ攻略に関するメールを送った」旨の連絡がありました。それから約2週間後、私が過去に投稿したチョビぐるみに関するツイートに、Horiuchiさんからの「いいね」通知が届きました。「もしかして!?」と思いアカウントを見に行くと、チョビぐるみ攻略についてのツイートをされていて、「自分もソフト入手して検証します」とリプライした次第です。



―― てぃがががさんに「ガチャステダイナデバイス2持ってるよ」と言われたとき、どんなお気持ちでしたか。



らげしば:そのソフトは自宅にないと思っていたので、まさに「寝耳に水」な事態に混乱しました。夫のゲームソフトを漁ってダイナデバイス2を見つけたときは心臓バクバクさせていました。普段連絡取り合っているLINEだったら、「今お前の話を聞いてる場合じゃない」と未読無視していたかもしれないので、Twitterで連絡くれたのはナイスでした。



―― 気心の知れた仲だからこそのファインプレーですね(笑)。念願の「ニジのおうじさま」を入手できたときのお気持ちをぜひ教えてください。



らげしば:もちろんすごくうれしかったし、なにより解放された気分でした。本当にゲットできたのか疑ってゲームデータをセーブしてから再開して確認したくらいです。もう本当にずっっっっと会いたかったキャラクターなので昼間に自宅で泣きましたし、夫の帰宅後にもゲットした旨を伝えてまた泣きました(笑)。落ち着いてからは「こんな攻略法わかるわけないだろ!」と笑いましたね。



―― らげしばさんが必要としていたゲームを、ご自分が持っていたと気付いたとき、どんなお気持ちでしたか?



てぃががが:学生時代に中古で購入し、押し入れで忘れられていたソフトがこんな形で役に立つとは思わなかったので驚きました。実はダイナデバイス側のメニュー画面には「チョビぐるみと通信」とハッキリ表示されていたらしいのですが、購入時点で発売から何年も経過していたので、誰かと通信対戦する機会が一度もなかったんです。もっとしっかり遊んでいれば、より早く答え合わせができていたでしょう。その点は妻にも、開発のかたにも申し訳ないですね。



 たとえ飽きてしまっても、きっかけ一つで思い出すことができれば、今回のように時を超えて驚きを提供してくれるというのは、物理的な媒体が残る古いゲームならではの魅力かもしれないとあらためて思いました。



―― 2人そろってGBAで遊ばれているとは、けっこう珍しいなと感じました。お二人とももともとゲーム好きだったのでしょうか。一緒にゲームで遊ぶことはありますか?



らげしば:幼少期から自宅と母親の実家に任天堂・ソニー・セガのハードがあり遊べる環境だったので、もともとゲームは好きでした。私は1人で遊ぶゲームが好きなので、対戦や協力プレイは共通の友達や家族と遊ぶときぐらいですね。普段は同じ部屋でおのおの遊びたいゲームをやってる感じです。GBAは私たちの世代だしまだレトロゲームではないと思い込んでいるので珍しいと言われるのはびっくりしました(笑)。



てぃががが:幼少期はあまり自由にゲームを遊べる環境ではなかったので、ある程度自由に小遣いを使えるようになった高校生くらいのころから「かつて欲しかったゲーム」を中古販売店で集めるのが趣味になりました。妻と出会ったのもそのころなので、最新作よりも少し古い世代のゲームの話をできたことが、仲良くなるきっかけの1つだったように思います。妻と一緒のゲームで遊ぶことはけっこう少ないですね。おのおの好きなゲームをやりながら、興味が出たらなんとなく眺める……という感じでのんびり過ごしています。



協力・画像提供:らげしばさん


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  • 「ダイナ側にはちょびの情報が…」って、たぶんプレイ層がズレてると思うんやけど?(^_^;)どんだけ罠(笑)仕掛けとんねや?開発ぅ!(笑)
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