ヤクルトの“対青柳打線”は余裕の証?谷繁氏「首位独走してますから…」

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2022年07月09日 06:32  ベースボールキング

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ヤクルト 山田哲人
◆ 合わないなら主力も外す高津采配

 セ・リーグ首位を独走するヤクルトは、阪神の青柳晃洋に今季2度目の完封負け。左打者をズラリと並べた“対青柳打線”は不発に終わった。

 8日の阪神戦は青柳との通算対戦成績が打率1割台の塩見泰隆とホセ・オスナをスタメンから外し、山田哲人はベンチ外と思い切った采配を見せた高津臣吾監督。7番・捕手の中村悠平以外は左打者の野手を7人起用したが、天敵に散発3安打と完璧に封じ込まれた。

 8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹さんは、「塩見、山田、オスナも嫌だけどな…。ここのところオスナは当たってるじゃないですか。(投手目線だと)逆に同じような左打者ばかりで投げやすかったというのもあるかもしれないですね」とコメント。球界トップクラスの変則右腕を相手に左打者を並べるヤクルトの選手起用が、必ずしも得策にはならないとの見解を示した。

 一方、同じく番組に出演した谷繁元信さんは、「金曜日ですし“休める”ということもあったんじゃないですか。(ヤクルトは)首位独走してますから。結構ピッチャーの使い方も大胆にやってくるので…」と、史上最速のマジック点灯という歴史的独走態勢から“主力外し”をしやすい状況にあると指摘した。

 結局、8日の試合では塩見とオスナも途中出場することなく“休養”した格好に。9日に先発予定の伊藤将司とは今季初対戦となるが、昨季は塩見とオスナが対戦打率4割、山田も同.333、1本塁打と好相性。カード2戦目は休み明けの男たちの活躍に期待がかかる。

▼ ヤクルト・7月8日のスタメン
1.(右)坂口 ※左打ち
2.(中)山崎 ※左打ち
3.(一)宮本 ※左打ち
4.(三)村上 ※左打ち
5.(左)青木 ※左打ち
6.(遊)長岡 ※左打ち
7.(捕)中村
8.(二)奥村 ※左打ち
9.(投)高梨

▼ 先発外れた3選手の“対青柳”通算成績
塩見泰隆 打率.122
J.オスナ 打率.176
山田哲人 打率.182

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』
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