D・アウヴェスにMLS行きの可能性…シアトル・サウンダーズが獲得を検討か

2021−22シーズン限りでバルセロナを退団したブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスに、アメリカ移籍の可能性が浮上したようだ。10日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　現在39歳のD・アウヴェスは昨年11月、給与未払い問題が原因でサンパウロを退団し、かつてプレーしていたバルセロナに6シーズンぶりに復帰した。復帰後即座に定位置の座を確保し、ラ・リーガ14試合に出場し1ゴールを記録。ヨーロッパリーグ（EL）では登録外となっていたものの、コパ・デル・レイとスーペルコパでもそれぞれ1試合に出場していた。

　D・アウヴェス本人はバルセロナで新シーズンを迎えることを希望していたものの、クラブから契約延長のオファーは届かず。先日、バルセロナとの契約が満了を迎え、同クラブを退団。2度目のバルセロナ在籍はわずか半年で幕を閉じることとなっていた。選手本人は、11月のFIFAワールドカップカタール2022に向けて、トップレベルのリーグでのプレーを希望していると伝えられており、今後の去就には注目が集まっている。

　そんなD・アウヴェスだが、今夏にアメリカのメジャーリーグ・サッカー（MLS）に新天地を求める可能性が浮上したようだ。D・アウヴェスへの関心が伝えられたのはMLSのシアトル・サウンダーズFC。同クラブはMLS・ウエスタンカンファレンスで現在14チーム中8位につけており、北中米カリブ海のクラブ王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグ（CL）2022では優勝を果たした。『マルカ』は、シアトル・サウンダーズFCが提示予定の金銭的条件が、他クラブよりも優れていると指摘。また、十分なプレータイムの確保が見込まれることから、D・アウヴェスが今夏にMLS行きを選択する可能性も低くはないとの見方を示している。

　すでにマジョルカからの関心も明らかになっているD・アウヴェス。経験豊富なブラジル代表DFは今夏にどのような決断を下すのだろうか。