横浜市旧市庁舎街区活用事業は、JR根岸線関内駅前における大規模なミクストユースプロジェクト。建築家の村野藤吾が設計し、1959年に竣工した横浜市旧市庁舎行政棟を保存活用して、新たにホテルや商業施設を開業する。総延床面積は12万8500平方メートル。街づくりのコンセプトには「みなとまち ライブ(MINATO-MACHI LIVE)」を掲げる。
旧市庁舎行政棟を活用したホテルでは、都市ホテルブランド「OMO by 星野リゾート」から「OMO7横浜 by 星野リゾート」がオープン。同ブランドが横浜市に進出するのは今回が初で、約280室の客室に加えてカフェやレストランなどを備えたフルサービスでの提供を予定している。
このほか街区には日本初の常設型ライブビューイングアリーナや、遊びとテクノロジーを融合した「エデュテインメント施設」などを建設。ライブビューイングアリーナはスクリーンと音響設備を備え、スポーツのライブビューイングをはじめ音楽や飲食などを用意した新たなエンターテインメント空間を提供する。タワー棟の6階から8階には新産業創造拠点やウェルネスセンター、11階から33階には環境配慮型のオフィスや大学を展開。新産業創造拠点ではコワーキングルームやイベントスペース、ミーティングルーム、小規模オフィスを整備する。