DeNAはサヨナラ勝ちで3位浮上!決勝点呼び込んだ佐野「食らいついて行こうと」

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2022年07月16日 23:22  ベースボールキング

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決勝点を呼び込んだ佐野と祝福するDeNAナイン[写真=萩原孝弘]
○ DeNA 3x − 2 ヤクルト ●
<13回戦・横浜>

 雨が降ったり止んだりの気まぐれな横浜スタジアム。勝負を決したのはキャプテンの意地の一振りだった。

 大学時代からライバルだった今永昇太と原樹理の両先発でスタートしたゲーム。2回にDeNAがネフタリ・ソトの9号2ランで先手をとるも、4回にヤクルト・村上宗隆が31号同点2ランを放ち試合は振り出しに。両先発ともに一発こそ浴びたが7回2失点のHQSで先発投手の役割を果たした。

 試合は2−2の同点のまま9回に突入すると、DeNAは桑原将志が四球で出塁し、続く佐野恵太がカウント3−2からセンターフェンス直撃の二塁打。一塁走者の桑原は打球の行方を確認しながらスタートを切り、一度は三塁で止まったが、ヤクルトの中継プレーが乱れる間にサヨナラのホームに滑り込んだ。

 試合後、佐野は「本当に天候も悪く、ゲーム展開も余裕を持って進めたい中、接戦をモノにできて嬉しく思っています」と第一声。サヨナラ勝利を呼び込んだ打席では「どんな球が来ても食らいついて行こうと思って打ちました」と無心のスイングが好結果を呼んだと振り返った。

 最大9あった借金も完済目前の2となり、「目の前の試合をしっかり勝つことに集中してやれば借金を減らして貯金を増やす流れになるので、明日の試合も集中してやっていきたい。Aクラスに食い込んで行く戦いができていると、チームのモチベーションも高くなるし、ファンの方々も喜んでくれる。しっかりと勝ちを増やしていきたい」とキャプテンらしく締めくくった。

 三浦大輔監督は「ミスがあった中ですぐにスタートを切って、ナイスランです!」と桑原の好走塁を評価。佐野にも「勝負強いですね。頼りになるキャプテンです!」と賛辞を送った。

 2位から5位までが1ゲーム差にひしめく混戦の中、今日の勝利で3位に浮上したが「うちは本当に目の前の試合を1つずつ勝って、まずはオールスターまでに借金を減らす。オールスターまでというのを区切りにしてやってますから、これは変わらずです」と話した指揮官。フルメンバーが揃わない首位・ヤクルト相手に、この勢いで連勝を狙う。

取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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  • ヤクルトの1軍が、コロナ感染者で大量に抜けて戦力大幅ダウン。しかし2位以下も足の引っ張り合いの、ダンゴ5兄弟状態で、借金まみれ。セ界は風雲急を告げている!
    • イイネ!1
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