日本ハム・BIGBOSSの執念が垣間見えた采配 平松氏「かなり注意を払いながら選手を代えている」

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2022年07月17日 07:34  ベースボールキング

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日本ハムのBIGBOSS・新庄剛監督[写真=北野正樹]
◆ 今季最長7連勝につながる細やかな采配

 日本ハムは1点差を守りきり、西武との3連戦を先勝。BIGBOSS体制の今季最長を更新する7連勝を飾った。

 6回に3番・近藤健介と4番・野村佑希の連続二塁打で先制し、投手陣は8回途中無失点と好投した上沢直之に白星をつける完封リレー。会心の1−0勝利だった。

 そんな接戦のなか、1点リードの7回表には、谷内亮太を守備固めとして三塁に配置し、野村佑希を一塁に配置転換。さらに一死一・三塁と状況が変わると、今度は野村を三塁に戻し、谷内を一塁へ。打席の山田遥楓がセーフティースクイズの構えを見せるたびに、一塁の谷内は牽制対応の姿勢から猛チャージをかける姿を見せていた。

 16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次さんは、「かなり注意を払いながら選手を代えている」と、状況に応じて適材適所に選手を配置したBIGBOSSの采配に注目。「1点を絶対にやらないようにというね。(BIGBOSSは)それだけ監督として集中しているし、ゲームに徹していますよ」と、細かい采配に勝利への執念が垣間見えたと指摘した。

 また、8回一死から上沢の後を受けた2番手・ロドリゲスが2/3イニングをピシャリと抑え、9回は3番手・石川直也が山川穂高を三振に斬り、呉念庭を迎えたところで左腕の堀瑞輝にスイッチ。最終回は左右のリリーバーを送り込んで試合を締めくくった。

 平松さんは「5人の打者に3人の投手を使ったわけですから。それくらい計算が成り立つという、監督の思い通りにできるようなピッチングを選手たちがやってくれた。これは監督冥利につきますよ」と、BIGBOSSの采配に応えた投手陣にも賛辞を送った。

 日本ハムは先週、ロッテを相手に連敗スタートとなり、一時今季最多の借金20となったが、同カード3戦目から、ソフトバンクとの3連戦、楽天との2連戦、西武とのカード初戦まで一気に7連勝。未だ5位・オリックスまで5ゲーム差と離れているものの、この一週間は上位争いを掻き回す戦いを見せている。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』
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