イオンにある洋服のお直し屋さんが4着2万円!? “ウエスト出し”を依頼し、悲しい結果に

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2022年07月17日 22:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。 

 こんにちは。光の速さで体重が増えている千葉N子です。ははは……って笑い事じゃね〜〜〜〜〜!!!!!!!! その昔、母は言いました。「歳をとれば、体形なんて気にしなくなると思っていたのに、いつまでたっても悩まされるわ」と。それを聞いた30歳の私はこう思ったんです。

「ケーッ!! 結婚しているくせに贅沢な悩みだ!! もう男に好かれなくたっていいんだから、ぶくぶく太ったっていいのに! あたしゃ、結婚したらダイエットなんて絶対にしないね。好きなもの食って生きていくわ」

 しかし……。既婚者となった今。鏡を前に思うのです。「はあ……やせたい」と。モテるとかモテないとか、そういうことじゃないのよ。服が入らないの! 洋服屋さんに行って、「ああ、素敵な洋服! 着てみたい!」と思っても、太ももや腹がみっちみちで入らないのよ。おしゃれブログを運営しているっていうのに、肝心の洋服が入らないんじゃ記事も書けないわ。うわーん!

 しかし、私は毎日高カロリーでうまいステディのご飯を食べている身。これは私が体を絞って洋服に寄せていくんじゃなくて、服を私の体に寄せればいいんじゃないかしら……。いつしかそう思うようになりました(ダイエットの話、どこにいったんだよ)。

 こういうとき、私が駆け込むのがオンの2階にある洋服のお直し屋さん。ここは「ウエストを出してください!」とか「幅を広げたいです!」といった要望に応えてくれるのです。早速、お気に入りの服をもって突撃だ〜〜〜〜〜!!

 お店に行くと、いつものお姉さんが「今日はどうなさいますか?」と聞いてきました。すかさず「ウエストを出したいです!」と私。すると、お姉さんは私の持ち込んだパンツ2枚とスカート2枚を眺め、「どのくらい伸ばします?」と聞いてきました。そうねえ……。今はギリギリ履けるけど、パッツパツの状態だから……ウエストに合わせて伸ばしてもらおうかしら。

「私のウエスト測ってもらっていいですか?」

お姉さん「はい、いいですよ」

 そんなわけで、お姉さんの前でずいっと腹を突き出した私。ちょっと余裕をもって縫ってほしいから、ウエストのサイズ+1cmくらいで仕上げてもらおうかしらん。確か、スカートのウエストが74cmだから、80cmくらいかしら?

お姉さん「94……」

 きゅきゅきゅきゅきゅ〜〜〜〜〜! 94って……あたしゃドラえもんかよ!! ほぼ100cmじゃねーか!! お姉さんもメジャーを手に考えています。

お姉さん「このスカート、そのままでも着られるんですよね?」

「は、はい……」

お姉さん「じゃあ、86cmくらいにしておきます?」

「そうですね……!」

 そうよ。これはあれだ。ヌードサイズと服のサイズは違う……みたいな、そういうヤツ! 実際のサイズは94cmかもしれないけど、いざ服を着てみたら86cmくらいなのよ、私。だって、ウエスト78cmのスカート、ギリギリ穿けたもん! あくまでもギリギリ……だけど。

 でも、78cmから86cmにしたら、8cmのサイズアップよ? さすがにそれだけサイズアップしたら穿けるでしょうよ。

 そんなわけで、そのサイズで4着の服をお願いすることに。〆てお会計2万円也……ぐむむむ、痛え……。でもでも、この4着はすごく気に入っているアイテム。全部買ったら12万円はする代物よ? この服がまた着られるようになるなら、全然惜しくないわっ!!

 1週間後、私はルンルン気分で洋服を迎えにいきました。「ここを4cm伸ばして、計5cm伸ばしました」などの説明を聞きつつ受け取り、「大きすぎちゃったらどうしよ〜」なんて思いながら家に帰りました。そして、パンツから早速試着……!!

「ビチビチビチビチ!!!!!!!!!!」

 その瞬間、私の額にいや〜な汗が浮かびました。きつい。めちゃんこきつい。きっつきつのみっちみち!! でも、ウエストを大きくしてもらっているはずだから、だから頑張れば……入るはずだよね……? 私は気合でフンフン言いながら、なんとか上までずり上げました。

 ゼイゼイ……でも待てよ。あたし、どうやって脱ぐんだ、これ……。やっぱり脱いでおいたほうがよさそうだ……。しかし、汗をかいていたせいか、体に張り付いてびくりともしません。私は真っ青になり、ステディを呼びました。

「たくちゃーん! たくちゃん、これ脱がせてえ!!」

 まもなくステディがやってきて、私のズボンを一生懸命脱がせようとしました。しかし、だるんだるんの腹とぶりんぶりんのケツのため、まったくびくともしません。仕方ないので、パンツを先にずらし、あられもない格好で再トライ! 「よく穿いたねえ。すごいねえ」とステディは言いながら服を引っ張りました。そしてこう一言。

ステディ「出会った時は、こんなん(デブ)じゃなかったんだけどなあ……」

 ぐおおおおお!!!!!!!!!! あんたのうまいごはんのせいやろがいっ!!!!!!!!!! その後、彼からの一言にイラっとしながら、10分ほど格闘してなんとか脱ぐことができました。2万円も損してびっちびちの服を手に入れるという悲しい結果に、涙が出そうだよ……。

■今回の出費
「服のお直し(パンツ2枚、スカート2枚)」 2万円

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