ヤクルト・武岡龍世が3安打3打点の活躍「毎日毎日負けないぞ」と同期の活躍も刺激に

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2022年07月19日 22:40  ベースボールキング

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5回、古賀の適時二塁打で生還し、ベンチで迎えられるヤクルト・武岡(C) Kyodo News
○ ヤクルト 5 − 3 巨人 ●
<14回戦・神宮>

 セ・リーグ首位のヤクルトが連敗を6でストップさせた。チームの危機を救ったのは3年目21歳の若武者だった。

 オスナの適時打などで2−0とリードしたヤクルトは5回一死の場面、2試合連続でスタメン出場の7番・武岡龍世が右中間を破る三塁打を放ってチャンスメイク。チームに勢いをもたらすと、続く8番の古賀優大が右前へ適時打を放って3−0とリードを広げた。

 武岡は直前の守備でも存在感を放った。5回無死一塁で、北村拓己のセンターへ抜けそうな打球を横っ飛びで好捕して二塁へグラブトス。併殺打を完成させリズムをつくった。6回無失点で2勝目を掴んだ小澤怜史は「武岡のファインプレーなど野手のみんなに助けてもらい無失点で抑えることができました」と野手の守りに感謝した。

 武岡は、6回二死満塁から二塁手のグラブをはじく2点適時打も放ち、猛アピールに成功。試合前には宮出隆自コーチから「弱気は最大の敵」と教えを受けていた。

 「ネクストでその言葉を思い出して、真っすぐを初球から力強く振って、凡打になったらしょうがないなくらい割り切って打席に入りました」と、勝負所で結果を残した。武岡は8回にもセンターへ安打を放ち、この日は3安打3打点を挙げてチームの勝利に貢献した。

 2019年ドラフト6位で入団した高卒3年目の21歳。同期の長岡秀樹は一軍で開幕からスタメン出場を続けていた。その長岡は新型コロナウイルス陽性判定を受けて途中離脱。18日に復帰したが、武岡にとって一軍で与えられたチャンスを逃すわけにはいかなかった。

 「僕の中で悔しい部分はあって、毎日毎日負けないぞという気持ちは忘れずにファームの方で試合や練習をやってきたつもり」と武岡。同期の活躍も刺激に、懸命にファームで汗を流してきたことが実を結んだ。

 神宮球場で初のお立ち台に上がり「僕が思っていたよりファンとの距離が近くて、ファンの方も手を振ってくれたりとか、すごいありがたみを感じました」と振り返った。今日見た最高の景色をまた味わうためにも、武岡の必死の戦いはこれからも続いていく。

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)


【動画】ヤクルトの高卒3年目・武岡が攻守に躍動!巨人戦ハイライト
7月19日(火) JERAセントラル・リーグ 読売ジャイアンツ戦⚾️
スワローズ活躍部分のハイライト動画をお届けします📺✨#swallows #熱燕#スワローズハイライト動画 pic.twitter.com/X0pjRRT6KF— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) July 19, 2022

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